Wind&Moon M03 自転車 前照灯
M03ライトのレビュー
この夏にM03という前照灯・フロントライト・ヘッドライトを購入したが、すこぶる気に入っている。
https://www.amazon.com/dp/B0BQD81M6Z/
↑これは米アマゾン。日本だとこれか↓
特徴
いわゆる中国発NBで、よく分からない色々な名前で売られている。
横っ面にWind&Moonと印刷されていることが多いが、常にそうとは限らない。
よく調べるとモデルがM02とM03とあるが別物である。
少なくともM03はレンズを取り外して上下反転できる。
レンズマウントの本体側にM03-800などとマーキングがある。
M02は筐体の横っ面の滑り止め加工が一本だが、M03は三本「///」のように見える。しかし、私の買ったM03は一本だった。おそらくM02の在庫筐体を流用したのだろう。
最大出力が違うものが売られており価格も違う。当初のラインナップは400LM(ルーメン)/600LM/800LM。最近1200LMや1500LMも出ているようだ。私は800LMを買って十分すぎるのだが、日本版はM03は1200LM/1500LMしか見当たらない。
こんなレビューも見つかり内容的には概ね同意である。
使用感
使った瞬間「あー、長期使用で不具合が出ないなら、もうこのライトでいいや」って思えた。性能もUIも言うこと無し。でも次に欲しくて見ると、もう売ってないんだろうね。以下は良い点。
軽い。重量167gとのこと。これは電池が18650リチウムイオン電池ではなく、取り外しできない内蔵型であることも要因かも知れない。重心も中心付近で偏っていない。
マウントがレックマウント(Garminのサイクルコンピュータとかと互換)。盗難防止のための取り外し・取り付けの作業がしやすい。
剛性がものすごい。上記2点から来ていると思うが、がたつかない。だからマウントの摩耗もない。
以前使っていたU型マウントタイプは、マウントをハンドルバーにゴムストラップで固定し、そこに丸い筐体をガッチャコン!とはめ込むものだった。路面が悪いとゴムの弾性で縦にブルブル震えたり、前に傾いだりして、イライラが募った。
ギッチギチに締め込むCATEYEタイプのマウントだと、取り外しスライド部ががたつくし、ここが摩耗して意外と短期間でおシャカになっていた
もちろんライトとして基本性能だが充分に明るい。自分には800LMは過剰で、1~2段階落として630LM/480LMの設定でも市街地通勤に充分。
USB-C充電。手持ちの機器はとうとうこれでほぼ平定されたか。充電中はケーブル挿し口の横の赤LEDが点灯、充電終了で緑LED。直観的!
電池残量のセンサーが直観的。週150分の使用では電池が危機的になったことがない(それくらいは持つ)。ルーメンによって電池容量は違っていて、800LMだと2200mAhか2500mAhかそれくらいだったはず。
直前まで使っていたライトは残量80%なのにすぐ電池消耗警告が出てわけわからなかった。この機種はそんなことはない。
ボタンの操作が押しやすいし直観的。ちょい長押しでオン。直前のモードを記憶している。
以前の機種はボタンが超絶押しにくい上に、二回押しで点灯、長押しで消灯とかいうマジキチ仕様だった。
レンズが上下非対称になっている。自動車がまぶしくないように、ということである。M03はレンズを上下ひっくり返す事ができる点がM02と違うのだと思うが、これはハンドル下にぶら下げる人向けの配慮と思われる。(私はハンドル上派なので関係無い)
以下、良くも悪くもない点であるが、出荷された状態ではライトはロックされている。説明書どおりにアンロックするまで、ワンタッチでは使えない。これは余りに光が強く発熱もあるので、何らかの理由で輸送中に点灯すと火災の原因になるから、と思われる。ネットで説明書を読まずに「点かない!不良だ!」と文句を垂れている人がいるので注意したい。
過去の前照灯遍歴
記録も兼ねて過去のフロントライトの遍歴を記しておく。
CATEYE HL-500II (~2007)
2000年代は記憶があやふやだが、CATEYE厨で、ハロゲン単3電池タイプを使っていたと思う。雨天時によく浸水して開けて修理していた記憶が。ルーメン・カンデラとも不明。
https://www.cateye.com/files/manual_dl/3/261/hl502.pdf
CATEYE HL-EL130/EL135 (~2012)
2000年代後半はLEDに移行したが、あくまでCATEYE、あくまで乾電池駆動だった。EL135は150カンデラ(カンデラからルーメンへの変換はちょっと難しい)。アメリカの路面の悪さで、ガタつきからスライド式のブラケット部が摩耗してすぐダメになっていた。ブレーキ時にミサイル発射するようになると買い換えていたが、しまいにイヤになった。最後に買ったのは2012年。
Knog Blinder (2013)
このころは通勤5分だし、街路灯も明るかったので警告用途のライトがよかろうと、これになった。USB−A充電だし。80LMだが視認性に全振り。
転居して通勤路が長くなり、また街路が暗すぎて実用性がなくなった。その後も電池切れ緊急用でカバンに忍ばせていたが、シリコーンのストラップが切れ、電池も死んできて、もうさすがに使わなくなった。
古くてもうリンクがあまりない。
Magnus Innovation (2015)
中国発ライトの黎明期(?)で、安いしと試したのがこれ。ライト自体はほぼLED懐中電灯。それをムリクリ自転車につけた感じ。明るさ自体はまあまあ。レンズ部が前後スライドして焦点を合わせられる。
非常に変わっていたのは、リチウムイオン電池が規格上は18650なのであるが、キャップがついており、これを外すとUSB-Aの端子が出てきてこれで充電するというもの。ほんま黎明期。
そこそこしばらく使っていたが、ブラケットが左右回転可能な台がハトメてある特殊なもので、どうしてもそういうものをつけるとガタついてくるので、長続きしなかった。おまけでついてきたLED後方灯は結構最近まで使っていた。
↓ライト自体はこれが似ているけど、マウントはもっと変だった。
https://www.amazon.com/dp/B078NVHBJQ
Lezyne Macro Drive Headlight (2015)
なぜかまたブランドものに戻っている。Macro Drive 2014年版と思われる。
リチウムイオン電池内蔵でマイクロUSB充電。最大400LM。
ブラケットがゴム付けタイプでガタガタ道で傾いでくるということ以外はすこぶる好調でとても気に入っていたと思う。造りがとても堅牢でLezyneらしい良い製品だった。
電池が一週間の通勤持たない、ブラケットをとめるシリコーン・ゴムストラップが切れたとかで、常用を諦めたと思う。ライト自体はまだ健在で、ちょっとした用途などに使っている。
TIPEYE 700LM Bike Light (2018)
Lezyneがそろそろだめそうだということで、またもやNBの世界に船をこびだしたが、この製品はとても良かった記憶。
堅牢なメタルパッケージ。USBマイクロ充電。電池は18650だったか?
700LMと明るく、直径もほぼLezyneといっしょ。なので、Lezyne互換くらいの気持ちで使っていた。
WasaFire Bike Light (2019)
なんでこれ買ったんだっけ?たしか自分用ではなく、家の自転車につける為だったような。1200LM(本当!?)。USBマイクロ充電。18650電池。
Cyclepartner Elite-700 (2021)
家の中でのバイクライトのローテーションがあり、新しいものを購入し、TipEyeを手放した。明るさは700LMで充分すぎるほど。USBマイクロ充電。18650電池。
付属のマウントは使用せず、マウント部を取り外して丸棒のライトにして、既存のゴム付けマウントで使用していた。
性能は良かったが、なんだか操作性に難ありで、ボタンが超絶押しにくい上、二回押しで点灯、長押しで消灯という仕様であたまがおかしくなりそうだった。さらに電池の残量表示が残量80%でも警告してくるので、いろいろ冴えなかった。充電の口が差し込みにくかった。
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