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Zwift用ロードのSRAM無線シフト化 その2 (インプレ編)

先週、Zwift用ロードのコンポをCampagnolo Chorus 10s (2003) からSRAM Rival eTap AXSに交換した。

この1週間でZwiftで300kmほど走行したので、現時点で気づいた点などをリストアップする。

シフターの形状

これは何よりも嬉しいのだが、組み付けたブラケットを持った瞬間に「スッ」と手になじんだ。

もともと、触角が出ていたシマノの時代のブラケットが手に合わず、ハンドル上面のフラットさを求めて、Mirageの時代からカンパユーザーだった。(シマノもずいぶん前から形状が変わり、写真で見る限り問題無さそうに見えるが)

SRAMでも、うまい事上面をフラットにできたので、その点はまず◎。そして、ブラケット下側のレバーとハンドルの間の空間に、3本の指がぴったり入るのが気持ちいい。そしてカンパでは機構部品がいろいろ入っていたブラケット下面がつるっとしていて、掴んで違和感が無い。

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変速

当たり前だが、無線シフトが気持ちいい。変速がピタッと入るのが普通だがありがたい。カンパの18年目コンポが(摩耗のせいか)ギアを落とすときオーバーシュート気味だったので、変えたい段数だけ変速してくれるのがストレスが無い。

連続シフトは上げ下げとも2回までに制限している。つまり「ちょい押し」で1段シフト、「長押し」なら2段シフト。こうしておけば、つづら折りコーナーの緩斜面では2段上げて、傾斜が戻ったら2段下げる、といったオペレーションが精密にコントロールできる。これまではレバーのストローク量だったので(しかもシフトがオーバーシュート気味で…)

一気に何段も上げ下げするときも、バババっと押しておけば、適切なタイミングでシフトしてくれるので、ムリなシフトが起こらない。例えばチェーンが回ってない時にシフトしても、ムリにはディレイラーは動かないよう制御されているようだ。

「マイクロアジャスト」とよばれるインデックス微調整も走りながらできる。しかも、調整量もスマホのアプリで確認できる。これを使って、インデックスが上にも下にも「ちょっとおかしいな」というところまで持っていって、その中間をとる、ということが精密に行える。

ギア比

43x10-30T (x1.43~x4.30)で極めて充分。トップは相当重いので使う機会はなかなか無いかも。山岳レースの下りか?

通勤用の自転車ではインナー39のリア11-21Tを入れている(x1.85~x3.55)が、よほどの事が無い限りこれで事足りている。

シフトが1次元になりフロント変速の事を考えなくていいのはシンプルで、走行中の頭脳への負担が軽い。

ドライブトレイン

なにげに静音である。トレーナーもKICKR COREで静かなので、だいぶ静かだと思う。カンパは多少ジャラジャラ鳴っていた。走行中にかける音楽のボリュームを少し落とす事ができるようになった。

矛盾するようなことを言うが、13Tから上ですこしゴリゴリした感触がある。これはインデックス調整で解消しないので、インデックスの狂いでは無いようだ。初期アタリなのか?エンドが少しだけ曲がっているとか?トレーナーへの組み付けが直角じゃ無いとか?比較対象がないので、判断つかないが…

クランク

カンパのクランクより剛性があるのか、ダイレクト感がある。ごついクランクが何世代も前のアルミフレームとデザイン的にミスマッチだけど。

Qファクターが大きくなったが、特に支障ない。シューズのクリアランスが取れたので、むしろクリート調整の余裕が生まれた。もうすこしガニ股設定にしてもフレームと干渉しなさそう。

チェーンの摩耗は今後の記録待ち。

リアディレイラー

トレーナーへの自転車の出し入れが妙に難しくなった旨、有識者K氏に言ったところ、ディレイラーがシングルテンションであることが原因であると。カンパはダブルテンションなので、ホイールの出し入れがしやすいと。まあ慣れの問題と、それほど頻繁に外さないで、大丈夫でしょう。

300km走ってまだグリーンライトがつくので、まだ充分電池が残っているようである。Zwiftには信号待ちがないこと、また平地主体で走ったのでシフトが少なかったことから、電池は実走での想定よりも長い距離持つかも知れない。

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いまんところは、こんなところか

2021/7/11 追記:昨日は160km・6時間以上のイベントを快適にこなす事ができた。電動シフト様々である。ひと月以上充電無しに経って、走行距離は1300km。いまだLEDはグリーンのまま。残り25%を切ると赤くなり、15%以下で赤フラッシュ、との事である。電池、だいぶ持つな!

2021/7/31 追記:2ヶ月たって、ようやくディレイラーのLEDが赤くなった、つまり電池の容量の25%を切ったので(初期以外で)初めて充電した。参考までに、期間は6/1~7/31、トレーナーでの走行距離約2000km、獲得標高は25500m程である。

2021/9/25 追記:さらに2ヶ月経過し、再びディレイラーLEDが赤になったので、2度目の充電。期間は8/1~9/25、トレーナー走行距離約1400km、獲得標高は20000m。

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