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オーガニックなパフェ


「おうちで、見て、食べる、パフェ」

第5回目として、紹介したいのは、

Forbidden Fruit (フォービドゥン フルーツ)」さんのパフェである。

先に言っておくが、残念ながら、

ここのパフェは、もう一生食べることができない。

閉店してしまったからである。

でも、決して忘れることができない、発見があった。



場所は、おしゃれの代名詞、表参道。

表参道ヒルズ沿いに面したお店だった。


田舎出身のわたしにとって、

表参道は、東京の中でも、

緑がキレイでおしゃれな人がいっぱいいて

わくわくする街だ。


そんな、洗練されたカフェが並ぶ表参道で、

熱帯雨林のような様相でとても怪しい、

バーのようなカフェがあった。

それが、この「Forbidden Fruit」だ。


わたしには無縁のカフェだと思っていたが、

風の噂で、パフェがあると聞きつけ、駆けつけた。


確かに、そこにはパフェがあった。

その名も「スーパーフードパフェ」。



これほどに美しい、地層のようなパフェは見たことがない。

すべて「オーガニック」な素材を使用しているという。


上層部の無添加ラムレーズンやキヌアを食べながら我に返る。

あ、キヌアって、あのキヌアだよね。

海外セレブ以外も食べていいんだ。

あ、わたし、キヌア食べてる・・・キヌア、味しないよ。

でも、なんだか、健康的な気分になれる。

初体験って新鮮。


食べ進めていくと、出逢う紫色の物体。

洋梨のコンポートとレッドグレープフルーツだ。

これが、甘さ控えめでとてもおいしい!

その下の白い層は、生クリームと思いきや、

たっぷりのクリームチーズである。

なんと、おいしいことよ。

添えられたチョコレートのソースは

スパイスが効いていて少しあたたかい。

冷たいパフェにかけて食べると

刺激をくれていつまでも口を飽きさせない。



なんてセクシーで色気のあるパフェなんだ。

海外ドラマの女優が髪をかき上げる姿を

思い浮かべながら食べるパフェは初めてだ。


オーガニックと色気って共存するんだ、

と気付いたパフェだった。



だから、パフェはおもしろい。




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