小説『ヴァルキーザ』あらすじ
起源宇宙と呼ばれる遥かな古の宇宙に、権神セレンにより創造された『ヴァルキーザ』(「ヴァル・ク・フス」という古フォロス語(ヴァスナ語)に由来する共通語で「時の最果ての地」の意)と呼ばれる世界があった。そこでは、互いに異種族のフォノン(音子。ここでは宇宙精霊の呼称)たちが、平和に共存していた。これは吟遊詩人のイプハーンが語る伝説である。
宇宙母神アプスと、その子神で「権神」と呼ばれるセレンと、その妻神アルナト(アルヌ)との下、ヴァルキーザの一部「間宇宙」に一つの惑星「ドリームス