【企画展】有馬晋平 スギコダマ展 福岡11/28(木)-12/2(月)・鎌倉12/6(金)-12/10(火)
はじめに 挨拶
うなぎの寝床と並行して、いろいろ個人でも動き始めました。表に出せるものはまだあまりありませんが、第一弾企画です!大分のアーティストの有馬晋平さんの企画展を白水企画でやります。屋号はgallery WHITE WATERという名前にしました(仮:そのままいきそうな気がするが)。今後個人で、いろいろ企画したいと思ってます。有馬さんのスギコダマをいろんな人に見てもらえたらなという企画です。
会場は 須賀 大介 福岡会場は須賀さんのSALT、鎌倉会場は渡辺さんの鎌倉余白由比ヶ浜です。11月末と12月の頭、2週連続で5日間ずつやりますので、どうぞよろしくお願いします!
メディアのみなさんも、もしとりあげていただけるならありがたいです。僕の中では、有馬さんの作品は日本の自然崇拝、アニミズム的な感覚の延長線上の型だと思っています。まずそれをいろんな人に感じてもらいたい。展示販売もしますので、ぜひ!
企画概要
何のために削るのか?アノニマス アニミズム
有馬さんの作品をはじめて見たのは、オランダのアムステルダムで行われた展示会だった。ホテルの4畳半くらいの一室に、1メートルほどのスギコダマがドンと鎮座していた。オランダという干拓でつくられた人工的な土地に、数十年、数百年と大地から養分を享受し続けて、伸び、太くなっていく杉の玉がゴロンとあることに、違和感と心地よさを感じた。
その時は有馬さんと会話してなかったのだが、その光景が脳裏に焼き付いていて、日本に帰ってきてもずっと気になっていた。有馬さんはもう20年も、このスギコダマをつくっている。秋田杉や吉野杉、四国の杉、九州の杉、名も無き杉たちも、このスギコダマという形状に削られていく。なぜ削るのか?と有馬さんに聞いても、明確な答えは返ってこないが、この形状に落としていくことに意味があるのか、はたまた意味がないのか、僕もよくわからない。
しかし、不思議とこの勾玉型のスギコダマと対峙すると、何か日本のことや、木のことや、自分たちの宗教観、アニミズム的な側面と対峙せざるを得なくなってしまう。木や自然と対峙している感覚に近いのかもしれない。将来的に円空仏のようなアノニマスな玉として残るかもしれないし、自然に返ってなくなるかもしれない。
このスギコダマを、もう少しいろんな人に対峙して、見てほしいなと思い、今回企画展を開くことにした。福岡のシェアオフィスSALTさんと、鎌倉の服をつくっている余白さん、この2カ所で5日ほどの短い期間ではあるが、展示販売を行いたいと思う。ぜひ、少しでも気になるという方は、一度対峙してもらいたい。どうぞ、お越しください。
企画:gallery WHITE WATER 白水高広
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◯プロフィール 有馬晋平/arima shinpei
1979年佐賀県生まれ。大分県在住。主に杉の木を使った作品を制作する。代表作である「スギコダマ」は、杉を削り出し磨き上げることで、人の五感を柔らかく刺激する。国内外で作品展示を行い、文化施設等に作品を設置している。
会期と会場
福岡会場
シェアオフィスSALT
11/28(木)-12/2(月)
11:00-19:00(最終日16:00)
鎌倉会場
余白 由比ヶ浜
12/6(金)-12/10(火)
11:00-19:00(最終日16:00)
トークイベントのご案内
有馬晋平さんのスギコダマの展示会を福岡のSALTでやります。その時にトークイベントをやることになりました。YAMAPの春山さん、有馬さん、SALTの須賀さんと白水で話してみたいと思います。
YAMAPの春山さんは、ヤマオウリョウキなどの工芸と山という形で、ライフスタイルと山の間を行き来できるプロダクトを一緒につくらせてもらったり、そこで有馬さんを紹介してオフィスにスギコダマをおいてもらったりして。
須賀さんはIT企業から、シェアオフィス、そして最近公園の運営はじめたり、今宿を中心としたまちづくりはじめたり、ライフワークとして海や山にゴリゴリはいっていったり。
スギコダマが何か?というのは、正直僕もよくわかってないんだけど、なんとなく存在してた方がいいと思っていて、トークイベントも、何を話すかとか考えたりするけど、いまいち明確には思いつかないけど、春山さんをよんじゃって、4人での座組を組みました。
11月30日の14:00から福岡市今宿のSALTでやりますので、ぜひお越しください。なんかトークイベントというよりも、いろんな人がつながる場だったり、有馬さんの作品や人柄を知ってもらう場にできたらなと思います。参加費は無料なのでお気軽に。
予約は下記リンクから
【トークイベント概要】
日時:11/30(土)14:00-15:00(伸びて15:30)終わりは柔軟に
会場:シェアオフィスSALT、2F
※駐車場は周辺のコインパーキングをお使いください。
Googleマップ
登壇者プロフィール
【登壇者プロフィール】
有馬晋平
1979年佐賀県生まれ。大分県在住。主に杉の木を使った作品を制作する。代表作である「スギコダマ」は、杉を削り出し磨き上げることで、人の五感を柔らかく刺激する。国内外で作品展示を行い、文化施設等に作品を設置している。
春山慶彦
株式会社YAMAP代表取締役CEO。1980年、福岡県春日市出身。同志社大学法学部卒業。アラスカ大学フェアバンクス校野生動物学部中退。株式会社ユーラシア旅行社『風の旅人』編集部勤務後、独立。ITやスマートフォンを活用して、自然や風土の豊かさを再発見する仕組みをつくりたいと思い、2013年3月にヤマップをサービスリリース。養老孟司さんらとの対談をまとめた本『こどもを野に放て!』を、2024年春に出版。
須賀大介
株式会社SALT代表取締役。茨城県水戸市出身。大学卒業後、SEとして働き、2002年に東京で株式会社スマートデザインアソシエーション(現SALT)を設立。プロデューサーとして多くの企業のWEBマーケティングやシステム構築に関わる。2012年福岡に移住し「福岡移住計画」を立ち上げる。
白水高広
株式会社うなぎの寝床創業者顧問、株式会社白水代表取締役。1985年佐賀県生まれ。大分大学工学部卒業後、厚生労働省の雇用創出事業九州ちくご元気計画の主任推進員として活動。2012年うなぎの寝床創業。地域文化商社として12年間経営する。株式会社テイクオーバーと資本提携し、現在は創業者・顧問として活動する。