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【ダブルバインド】部下を混乱させ組織崩壊に向かうマネジメント

保育コンサルタントの杉江です。

さて今回のテーマは、

【ダブルバインド】部下を混乱させ組織崩壊に向かうマネジメント

になります。

今回の結論ですがタイトルの通り、
ダブルバインド的なマネジメントを行うと、部下は混乱しモチベーションを下げ、組織が崩壊に向かう
ということになります。

このダブルバインドという言葉、知っている方も多いかと思いますが、改めて簡単に説明をさせて頂きます。

ダブルバインドとは、二つの矛盾したメッセージを同時に受けることで、心理的なストレスを感じたり、混乱したりすることを指します。

1951年に出版された、人類学者であるグレゴリー・ベイトソンとジャーゲン・ロイシュの共著『精神のコミュニケーション』に始まり、1972年に執筆された『精神の生態学』によってダブルバインドの理論が構築されました。

ダブル(Double)は「二重」、バインド(Bind)は「拘束」という意味があり、日本語では「二重束縛」と訳されます。

例えば、上司や先輩から「わからないことがあればすぐに聞いて」と言われたにも関わらず、実際に聞きに行くと「それくらいのことは自分で考えよう」と言われてしまい困惑してしまう状況がダブルバインドとなります。

この二つのメッセージは矛盾しているので、どちらの選択肢を選んだとしてももう一方に背くことになってしまうため正解がなく、受け手は強いストレスを感じてしまうことがあります。

一般社団法人日本経営心理士協会webサイトより引用


以上が簡単な説明になりますが、今お読みのリーダーや管理職の方は、今まで部下の方や自社の従業員に、思わず言ってしまったことはないでしょうか?

部下の方が何度言っても分からない、何度説明しても自分の思った通りの方向へ進んでくれないとなると、思わず色々と言いたくなってしまう気持ちも分かります。

何でも聞いて欲しいと思う反面、こんなことまで聞いてくるのかと、矛盾した気持ちになるのも分からなくもありません。

しかしこの矛盾した指示を繰り返すと部下はどんどんやる気をなくし、自信も無くなり、やがて退職へと繋がる可能性が非常に高くなります。
組織崩壊にも繋がりかねない非常に危険な行為なので、管理職やリーダーの方は、本当によく考えて部下に接していく必要があるかと思います。

私自身も過去に何度もこの様な指示を受け、混乱し、やがてモチベーションを大きく下げて退職に至りました。

前回のnoteの記事

にも繋がってくる話かと思いますが、この様な間違えたマネジメントを受けますと、部下はどんどんやる気や自信、自己肯定感を失っていくことになります。

皆さんは、どの様に考えますか?

ここまでお読み頂きありがとうございました!


👆保育流チーム作りのポイント
・指示を出すときは、過去の指示内容と矛盾がないかを十分注意する!
・もし過去の指示内容と矛盾が生じてしまう場合は、変更の経緯と変更後の狙いをきちんと説明する!
・そもそも、一度任せた事は任せ切る!


#保育
#退職
#チーム作り
#ダブルバインド


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