愛犬のおむつ ②サイズを実寸で確かめる
適正サイズの基本
「愛犬のおむつ ➀適正サイズ」では、愛犬に合うサイズの目安を表しました。
今回の②はおむつを実際に身体に当てたときの適正サイズの見極め方です。見積もったサイズのおむつが本当に適正なのかどうか、判断の材料にしてください。
⇩サイズを合わせるときの基本です。
そんで、
良し。ですが、おむつはサイズに関してもパターンが必要になってくることがあります。そこで実際におむつをはいてもらい、そのサイズごとの説明を加えました。
おむつモデルは彼にお願いしています⇩
ごん太 15歳 体重12㎏ 骨格のしっかりした、がたいの良い白柴
⇩イメージしやすいように、サイズを記したごん太くんです。
よし!では、このごん太くんサイズでおむつを見てみよう!
サイズダウンしたときのおむつ
ごん太くんのおむつサイズは「愛犬のおむつ➀」の表で見ると、Lサイズ~スーパーBIGが合いそうです。
まずはサイズダウンしてMサイズではどうでしょうか。
テープが今にも取れそうな状態。漏れる、外れるなどのトラブルが予想出来ます。排泄後にはその重みで更に外れやすくなります。
また、テープをきつく留めると股ずれを起こして傷になってしまうことがおむつに多いトラブル例です。
出血・化膿をしてしまうこともあるため、きつめに留めないと付けられないサイズのおむつを使用するのは止めておきましょう。
※おむつのはかせ方は別の記事で詳しく説明します。
下記の説明にあるように、本来はウエスト位置までカバー出来ているのが適正です。
適正サイズ予想のおむつを合わせてみる Lサイズ編
まず、Lサイズ。テープの位置が、先ほどのMサイズと全く違うのが分かります。股上もウエスト位置までカバーされています。
きっちりジャストサイズ!というところでしょうか。日中などすぐにおむつを替えられるときに良いサイズです。
ただ、おむつの内側に夜間も安心な、男の子用の尿漏れ防止パッドを付ける余裕は無さそうです。
適正サイズ予想のおむつを合わせてみる スーパーBIG編
スーパーBIGでは余裕を持たせたサイズになります。吸収面でも大きくカバーされ、たっぷりと安心の大きさです。ぴっちりとしていない分、おむつをはかせやすいメリットも。
半面、歩きにくい、もたつく、隙間から漏れやすいなどが起こる場合もあります。
おなかの下側に無駄なもたつきがあります。
おむつにパッドを加えたときの適正サイズ
しかし、男の子の場合に尿漏れパッドを付けるとどうでしょうか。
シニア犬の尿漏れには安心感のあるたっぷりパッドを用意します⇩
犬の介護士は白いガムテープを使うことが多いです。犬のおむつに荷物感を出さないためです。ここでは分かりやすく茶系色ガムテープを使用しています。
⇧中にパッドを仕込んでいるために、パッド自体に厚みがあります。
※パッドについては男の子、女の子ともに他の記事で改めて詳しく説明します。
パッドを巻いて、その後におむつをはかせます。すると、先ほどのたっぷり感がジャストサイズに変わります。
夜間または長時間、尿量が多いときなど、雌雄どちらもパッド使用時では1つ大きいサイズが適正になることもあります。
⇧パッド装着時と、おむつのみではサイズ感が変わるのが分かります。
結果、適正サイズは?
以上のことから、ごん太くんに適正のサイズはスーパーBIG。
パッドは尿量によって薄いものを使用する場合もあるので、その厚みによってはLサイズもOK。
厚みのあるパッドを付けたときの例をお伝えしましたが、適正サイズおむつの見極め方の基本は、最初にあるようにウエスト位置までカバー出来、テープが無理なく留まること。で、OKです♬
愛犬さんの安心感も作れる
愛犬の身体中が汚れる、留守番中に部屋が大変なことに…など排泄トラブルは急を要します。その状況が続くことはご家族にとって深刻です。
そして体調変化や足腰の衰え、退院後などそんな日は突然始まったりもします。
また、シニア犬は身体が汚れても全身のシャンプーをする体力が無い場合もあります。排泄汚れで身体が冷えることは、シニア犬には体調が崩れる要因にもなり得ます。
シニア期・介護期が始まる前に、愛犬さんに合うおむつのサイズを把握しておくと慌てずに対処が出来ます。洗濯や掃除に要する時間も大きく短縮させてくれます♬ どこで購入出来るかも普段から見ておくと安心です。
排泄トラブルに限らず、飼主さんが落ち着いて対処してくれることは、愛犬さんのコンディションや気持ちを守ることに繋がります。
排泄を失敗しても、うまく出来なくても大丈夫だよ。私がついてるからね!、と思えることも準備のひとつです。
体調や状況、気持ちも、おむつでカバーできることはきっといろんな場面でありますよ♬
★愛犬のおむつについては今後、しっぽ穴の作り方、雌雄別のパッドの使い方と作り方、おむつのはかせ方、起こりがちなおむつトラブル例、おむつトラブルのカバー方法、おむつに関するコツ、おむつを付けたときの衛生管理などをお伝えしていきます。
おむつでかんたん、楽々介護♬ 排泄トラブルをなくして、人にも犬にも穏やかな生活を取り入れるきっかけに♬