宇奈月希月

一次創作小説投稿用です。 他にも、pixiv、カクヨム、アルファポリスを使ってます。 詳細はプロフィールをご覧ください。 ※2023/7/18 「宇奈月季都喜」より漢字変更しました。

宇奈月希月

一次創作小説投稿用です。 他にも、pixiv、カクヨム、アルファポリスを使ってます。 詳細はプロフィールをご覧ください。 ※2023/7/18 「宇奈月季都喜」より漢字変更しました。

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小説まとめ(目次)

DEAR…… 三つ子姉妹が主人公の学園ドタバタラブコメ。 時の中で… 中学生になったばかりの主人公が、気になる男の子からもらったペンダントによって、妖精と話せるようになってしまい…… ザ・レンアイ物語(ストーリー) 親友をしつこい男子から守るために立ち上がる、学園ラブコメ。 ザ・レンアイ物語(ストーリー) NEXT 続編。今度は主人公がしつこい男子に追われる番!?親友にも彼氏ができたみたいで……主人公のお兄ちゃんたちが、結託する。 ザ・レンアイ物語(ストーリー) AFTE

    • 新生月姫 13話

      憂々 リナは盛大に溜め息を吐いた。 隠す気もないそれに、隣にいたサーラは驚いたようにリナの顔を覗いた。 あの真面目で厳格なリナにしては珍しい行動に、槍でも降ってくるのかと心配したぐらいだ。 「ちょっと、リナ。珍しいね。どうかした?」 顔色を伺うように聞いて来るサーラに、リナは「いえ」と短く答える。 その様子を見ていたサーラだが、どう見ても「何でもない」という雰囲気ではなく、思わず苦笑いを零した。 「そんなにナギサが心配?」 サーラの言葉に、リナはぴくりと肩を震わせると、じと

      • 新生月姫 12話

        出会いは必然で やっと着いたキョウノの屋敷は、とんでもなく大きかった。 魔界両族長……所謂、領主の屋敷なのだから広くて当然ではあるが、サガナからは「ウーフ両族長は、ご両親を筆頭に身内を亡くしており、屋敷には使用人しかいないので」と聞いていたため、もう少しこじんまりしているものを想像していたのだ。 ナギサ自身も、王女として王城に住んでいるため、大きい城や屋敷は見慣れているはずなのだが、キョウノがこれだけの広さの屋敷に、使用人がいるとはいえ一人で住み、屋敷の主人であるということ

        • 占いを本格的にやろうと思って、仕事依頼のページを更新しました。 基本はココナラにまとめているけど、ついでにSNSもまとめてあるので、一緒に見てくれると嬉しいです!

        • 固定された記事

        小説まとめ(目次)

          ただいま、ツイッターにて、note、カクヨム、アルファポリス以外でも小説あげるかどうかのアンケートを取っていますので、よろしければご協力ください。

          ただいま、ツイッターにて、note、カクヨム、アルファポリス以外でも小説あげるかどうかのアンケートを取っていますので、よろしければご協力ください。

          新生月姫 11話

          出会いは突然で ナギサは魔界を歩いていた。 魔界から見れば敵である月界の王女だが、聖界に戻ってまだ数か月。そのため、顔が知られておらず、変装をしなくても普通に歩けていた。 とは言え、魔界に行くのが決まった際に、サガナに魔界で流行の服だと渡された服を着、尚且つ疑われないように注意点を叩き込まれたのだが。 ナギサが歩いている場所は魔界の中心で、王都であるにも関わらず、月界の王都と違って、街中はあまり華やかさがない。そもそも、万年常春な月界は文字通り、花がそこら中に咲き乱れている

          新生月姫 11話

          新生月姫 10話

          奇跡を軌跡にのせ ナギサは軽やかにステップを踏み、振り下ろされた剣を避けた。 すぐさま翻された剣がナギサを再び襲うが、彼女はそれを自分が手にしている剣で防ぎながら身を翻し、相手の攻撃を受け流した。さらに、その反動を利用して自分の剣を相手に振るう。 高い金属音が響き、ナギサの攻撃は阻まれた。 「さすが、シュルネードの娘だな」 カズエラは思わず、笑みを零しながら言うが、その手を休ませることなく、ナギサへの攻撃を続けた。 一方のナギサは、返事する余裕もなく、激しくなった攻撃に、防

          新生月姫 10話

          新生月姫 9話

          スパイラルシンドローム カイはこつりと靴音を響かせ、魔界両族領内を進んでいた。 そのまま迷うことなく、奥まったところにある屋敷の前で立ち止まり、呼び鈴を鳴らした。 中から出てきたメイドに挨拶をすれば、彼女は驚いたように慌てて邸内へ通すと、執務室へと案内をした。 先に他の使用人が屋敷の主に伝えたのか、メイドのノックに「入っていいよー」と呑気な返事が返ってくる。 執務室内に入ったカイは、頭を下げた。 「キョウノ様、突然の訪問をお詫び致します。こちら、リキ様からお預かりした物でご

          新生月姫 9話

          新生月姫 8話

          罪 男は、冥殿内を迷う様子もなく歩いている。 漆黒の髪と、同色の衣服を靡かせ歩く姿に、擦れ違う使用人たちが慌てて頭を垂れる。 「ルシフ様?どうかされましたか?」 カイは突然の来訪者に驚きながら、問いかけた。 尋ねられたルシフは、ぴたりと動きを止め、カイに視線を向ける。 その紅い瞳に見られ、カイも動きを止めるが、すぐに普段の真面目な表情で言葉を紡ぐ。 「リキ様に御用ですか?それでしたら、執務室にいらっしゃいます。今でしたら、話をする時間もありますので」 ルシフが返事をする前に

          新生月姫 8話

          新生月姫 7話

          ancient earl ナギサは心底嫌そうな表情を浮かべると、冥殿へと足を踏み入れた。 先日訪れたこの場所で、ナギサは心の底から憎んでいる魔王と遭遇したからだ。 ナギサにとってそれは忌むべきことであり、二度と関わりたくないのだから。 思わず、大きな溜め息を零す。 あの時、冥王・リキが言っていた「今日は挨拶だけだから」の言葉が蘇る。それはつまり、今度も会うことを示しているし、こんなに早く呼び出しが来るとは思ってもみなかったからだ。 「い、いや。気持ちで負けてはダメね。そうよ

          新生月姫 7話

          新生月姫 6話

          怨恨と愛情と フウは自室の窓から中庭を見下ろした。中庭ではナギサとカスリとサーラの三人で、お茶をしている。 暖かい日差しの下で、ナギサの楽しそうな笑顔だけが妙に浮かび上がって見える。 「フウ、どうかした?」 その言葉にフウはハッとした。振り向けば、クロスが心配そうな表情でフウに問いかけていた。 「……いえ。何でもないわ」 フウが物憂げに答えると、クロスはフウに近付き、肩をそっと抱くと、同じように視線を中庭へ移した。 「ああ、ナギサちゃんたちか。随分と、楽しそうにお茶してるね

          新生月姫 6話

          新生月姫 5話

          二つの思い ナギサは上機嫌に鼻歌を歌いながら、自室を歩き回っていた。そして、その度にベッドの上には、彼女の服が山のように積まれていく。 「………。ナギサ様、何ですか?これ」 思わず声をかけられ、ナギサはビックリして振り向いた。 「あ、リナ。来てたの?もう、ノックしてよ」 「何度もしました。気付かなかったのはナギサ様です」 リナがバッサリと返事をしたが、ナギサには届いてないのか、再び鼻歌を歌いながら服を選び始めた。 「ナギサ様、私のことは無視ですか?一体、何があると言うのです

          新生月姫 5話

          新生月姫4話目更新に伴い、見にくかった(月姫用の)目次を、敢えて簡易化したので、以前よりは見やすいかも?以前お話した通り、ある程度話数いったら、もう少しまとめるので、当分はこれでいこうと思いますので、よろしくお願いします。

          新生月姫4話目更新に伴い、見にくかった(月姫用の)目次を、敢えて簡易化したので、以前よりは見やすいかも?以前お話した通り、ある程度話数いったら、もう少しまとめるので、当分はこれでいこうと思いますので、よろしくお願いします。

          新生月姫 4話

          花を愛でて 月界に帰って、二ヵ月ほど経ち、ナギサは早くも朝のルーティンが定まりつつあった。 毎朝同じ時間に起き、朝食はいつもと同じメニュー。簡単に身支度を整えると、書類に目を通し、秘書役もしてくれているリナから今日の予定を聞く。それが、ナギサにとって、いつも通りの一日の始まりであった。 その日もいつも通り、リナが来る前に書類に目を通していたのだが、突然耳元でパリッと音が響き、ナギサは首を傾げた。感覚的には静電気に近かったのだが、耳元で静電気が起こるのだろうかと不思議に思った

          新生月姫 4話

          新生月姫 3話

          最強の姫に 「じゃあ、行こうか」 サーラはタンポポ色の髪を揺らしながら、ナギサに笑顔を向けた。 一方のナギサは、やや緊張した面持ちで頷く。 「大丈夫だって!怖い人じゃないから!」 サーラはそう言って、ナギサの手を握ると、楽しそうに歩き出した。 先日、冥界に赴いた際、獣に襲われたナギサは痛感した。一人前に戦えるようにしなければ、と。 ナギサは、自分の護衛役であり、軍人としてもある程度の地位を持つサーラに聞いた。 「もっと強くなりたい?わたしがいつも控えるから、最低限の自衛だ

          新生月姫 3話

          新生月姫更新しました。 目次が少し見にくいなと思いつつ、まだ話が進んでないので、うまく編集できないので、もう少し話数進んだら、見やすいようにいろいろやってみますね。それまでは、目を瞑っていただけると助かります。

          新生月姫更新しました。 目次が少し見にくいなと思いつつ、まだ話が進んでないので、うまく編集できないので、もう少し話数進んだら、見やすいようにいろいろやってみますね。それまでは、目を瞑っていただけると助かります。