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「好き」を言葉で保存する
ある日たまたまTwitter(X)で見かけた本。
「好き」を言語化する技術、シンプルな表紙に惹かれた。
私の1番最初の記事を見てもらうとわかるが、私に推しがいたあの時に読みたかった、それが読んで1番最初に出た感想。
でも本の中にもあったように、今はもう好きじゃなくても、いつの間にか自分の一部になっていた「好き」の感情が保存されている。これって意外と大切なことじゃないでしょうか。
小説以外のジャンルに挑戦するのはほぼ初めてに近かった。
この記事は今後私が「好き」を語りたい時に戸惑ってしまわないようにそんな気持ちを込めて自分へのお手紙として。
「好き」は簡単に揺らぐもの
絶対的な「好き」なんてほぼあり得ないもの。
「好き」は一時的な儚い感情である。
自分にとってはすっごくいいと思った映画でも他人が駄作だと思っているのを聞いた途端に急に好きかどうかわからなくなってしまった、悔しいけど私はけっこ〜人の意見に流される。いろんな人の感想を見ることは大好きだけど、その分影響されてしまうから悔しい。たぶん自分に自信が無いからなんだけどね(笑)
言語化って細分化のことなんです。
言語化とは、「どこが」どうだったのかを、細分化してそれぞれを言葉にしていく作業なのです。
日々、語彙力がほしいと嘆いている私ですが、この語彙の言い換えを探すのではなく、どこが良かったのかを細分化すること、ハッとしました。
そして自信が無くなってしまう私はこれ。
他人の言葉と被るから自分の言葉を引っ込める。
他人に規制されるから自分の言葉を引っ込める。
他人に影響されることで自分の言葉を引っ込める。
自分の「好き」と自分の間に他人を介在させないこと、肝に銘じようと思った。
そしてこの一冊を読んで私が次から文章を書くときに気をつけようと思ったことは
・読者を決める
・調べてわかることを長く書かない書き終わったら第三者(自分の想定する読み手)になり、読み、修正すること
この2点。
初めて挑戦したジャンルの本で読み切れるか不安でしたが、とっても読みやすかった。
言ってしまえば、「言語化」という科目の教科書のような一冊ですが、こんなにするすると楽しく読めるんだとびっくりしました。
また新しい本の世界が始まったと思うとそれもワクワク。
本屋さんになくて取り寄せてもらったけど、そこも含めてこの一冊でした。
次はなにを読もうかな、私がこの気持ちを忘れないように。
朝からコメダのモーニングへ行き、本を読んで、午後からお菓子作り
をする秋の雨の日。2連休初日を素敵な日にできた〜と喜んでいる私へのお手紙。
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