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20240821 Tashkent 伝統工芸を見る、買う 地元のスーパーマーケット

晴れ 30℃くらい

山の上に行っている間に少し季節が進んだのか、真っ昼間以外はかなり過ごしやすいタシケント。
朝ごはんの時に同じ宿にいた日本の方としばらくお話。タシケントがスタート地点で、これから西へ進んでいくとのこと。新鮮な反応が微笑ましい。
私もまたスタートを切りたいなぁ。世界一周をすると行きたい場所がどんどん増えていくのを知った。

今日はなんとなくお買い物デー。まずは中が伝統工芸の工房と販売所になっているというMadrasah of Abdulkasim Sheikhへ。ナヴォイ公園の中にあり、Friendship of the Nations Palaceの横を通っていく。

水をたくさん使う=豊かということみたい

さて、マドラサに到着。ここは今まで見てきたピカピカな修復を珍しくされていない素朴な感じの建物で個人的にはとても好み。中に入ってもゆるい声掛けくらいでのんびり見て回れる。そして扱う製品はめちゃくちゃしっかりしていた。というか作者が真横にいるので信頼感がものすごい。あとみんな職人さんなので「これあなたが作ったの?」と聞くと違う時は違うとはっきり教えてくれるのであった。

落ち着いた雰囲気のマドラサ

とりあえず一周回って、いくつかのお店に真剣に検討に入る。陶器のお店では、素敵なお皿が欲しいけど、持ち帰りとか家での使い方を考えるとうーーーん…となってしまい結局買わず。

流れで入ったミニアチュール(細密画)のおじさまは英語がとても堪能だったこともあり、いろいろ話を伺う。

マドラサの一部屋が工房。結構過ごしやすい気候

御本人はソ連時代に専門の養成機関5年課程(いまは3年課程)を経てプロになった方。学校はいまも割と近所にあるらしい。細密画だけでなく、木工芸、彫金(鍛金かも)、陶芸など各分野があるそうな。
細密画はモチーフとしては有名な詩人の詩から自分でデザインをまずは紙に起こして、それのシルエットの色をベースに塗り、その上に細かく描き込んでいくもので、絵の具はテンペラを使うとのこと。
愛・地球博のときには日本に来てパビリオンで実演して、多くはケータイに描いてたらしい。「じっぷんさわらない」が言えると自慢気に話してくれる。
その後もソ連時代の話を聞いたり、ご家族の話を聞いたり、しばらく話をさせていただいた。
品物をどれを買おうか悩んでいるとこれはどう?と金の絵の具を使ったものを提案されたので「ウズベクの人って、スカーフとかもそうだけどなんで金色とかラメとかキラキラしたものあんなに好きなの?」と聞いたら、実は自分は金ぴかなのはあまり好きではないし、細密画の額縁も木のほうが良いと思っているけど、売れるから金色のをつけてるんだと本音を零していて、ものすごく共感できたのだった。面白い。
悩みまくり、小さな小物入れを2つ購入。包むのはキッチンペーパーなのが良い味出ている。とても楽しい時間であった。

その後も少しうろうろして、お昼を食べようと退出。公園の外のレストランまで歩いていく。珍しく外れのレストランだった。残念。

その後はタクシーで移動してMuseum of Applied Artsへ。ここは個人の邸宅だった所を工芸美術館にしているところ。

豪華な建物

周辺も各国の大使公館や敷地の大きい立派な家ばかり。社会的地位の高い人が住むエリアらしい。

天井もきらきら

木工やスザニ、ミニアチュール、陶器、伝統衣装など、どれもお金持ちの人が持っていた質の高い物が見られる。

でもこいつらはよくわかんなかった

そしてここで始めてブロックプリントの布を発見!とても良い感じなのにぜんぜんメジャーじゃないのは何故…これをモチーフにお土産を作って欲しい…

これこれ

あと本気のスザニを見れば見るほどお土産のゆるスザニを買う気が無くなる。本気のやつがすごすぎるので。
美術館自体そこまで大きくはないのでぐるっと見て終了。何組かツアーグループの人たちも来ていた。

その後はウズベキスタン発のファッションストアを2店舗ほど見て回る。Kanishkaというブランドのお店は革の財布やバッグなどなかなか品質の良いものがお手軽な値段で取り揃えられてて、デザインもお土産!という感じではないけどウズベクを感じるようなものが多くて良かった。タシケントに何店舗かあるらしい。地下はアパレルで、Tシャツの柄がとても好みで自分用とお土産用で3枚も買う。シャツそのものの色もニュアンスカラーで普通に着られそう。けっこう長く滞在してしまった。

さすがに1日中動き回って疲れたのでYandexで宿に戻って休憩。
暗くなり、スーパーでなんか買って食べようと再度出かける。夜は幹線道路沿いのファストフードの出店がとても賑わっていた。

スーパーかと思って入ったところはブランドデーツのお店でちょうどハルヴァなども売っていたのでしばらく中を見る。お店のお兄さんも小学生くらいの少年もものすごく英語がうまい。
お兄さんによれば段々と国が成長する中でメッカ巡礼をする人が出てきて、その中でデーツを知り、そこからニーズが高まったことで輸入代理店としてこのお店ができたとのこと。なるほど。この地域は冬が寒すぎるのでナツメヤシは育たないのに、と思ったらそういうことか。
他にもチョルスーで気になったが、聞くと売りつけられるの(を躱すのが面倒)で聞けなかったことをいろいろここで聞く。ハルヴァの小さめのがたくさん入ったパックがあったので、味も美味しかったし、職場用に2つ購入。
試食でエネルギーチャージできたこともあり、さらに500mくらい先だと教えてもらったスーパーへ再出発。
20時半のスーパーは結構にぎわっている。生鮮品もいろいろとあり、珍しくバナナも量り売りしていた。冷凍の魚などもある。
お茶のコーナーで珍しくウズベキスタン製のフレーバーティーを発見したので購入。他にもナッツのはちみつ漬けや謎のお菓子を買った。外国のスーパー見るの大好き。
ヨーグルトや惣菜パンも買い、夕食はこれで揃った。

スーパー近くの巨体団地
サイドの装飾がおしゃれ

宿に戻って夫が持ってきてくれたカップ麺と共に軽く食べて終了。

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