不眠症と鍼灸治療〜鍼治療中のリラックスが鍵〜
神戸市東灘区御影鍼灸院
unはさみとおきゅうときどきおはり【アン】
《不眠症は一つじゃない》
神戸の鍼灸院で不眠症方への鍼灸治療もおこなっています。
不眠症と言ってもさまざまなパターンがあり、人によって本当に複雑な要素が絡んでいることが多いです。
・寝入りが悪く、一度寝たら起きるの辛い
・寝入りはいいが、何度も何度も目が覚める
・夜中に覚醒し、眠れないから何かの作業をし、朝方また寝る
また原因が不明な場合と何か心理的な要素が絡んでいる場合などさまざまです。
《鍼灸治療での刺激量に気をつける》
あくまでも私個人の鍼灸治療の考え方ですが、
鍼灸治療においては、不眠症の鍼灸治療だけに関わらずどの疾患でも同じで、ここに打ったら効くといった鍼の使い方ではないのです。
その日その瞬間で身体の反応、ツボの反応が違いますし、目の前の患者様の状態をきちんとみていく必要があります。
鍼灸師がおこなう鍼灸治療は
患者様がご自分のセルフケアで自宅でおこなうものとはまた違ってきますし、
刺す鍼を使うか、刺さない鍼を使うか、
はたまたお灸を使うか、伝統灸を選定していくか…などなど。
治療の刺激量をどう調節していくかは本当に慎重におこなう必要があります。
まずは患者様の辛い症状や状態を聞き、全身をくまなく触診していかなければ鍼灸の治療方法がみつからないんです。
また患者様にはできるだけリラックスして症状を伝えてもらえる環境、雰囲気などもとても大切なのです。
あと私の場合は、患者様のもともと持っている感じや雰囲気でも刺激量と治療方法を決定しています。
《緊張しながらの鍼灸治療》
不眠の鍼治療は、まずはリラックスした状態に患者様の身体と心をもっていくこと。
緊張しながら鍼治療を受けることこそ効果をグッと下げてしまいます。
頭や四肢に鍼をすることへの効果、経絡治療での効果はもちろん理解していますが、
患者様の状態や症状によっては刺激が強すぎる場合も多々あります。
鍼治療に慣れている方はあまり感じないかもしれませんが、手足に鍼が打たれている状態って実は人間はとても緊張しているんです!
タオルなんて上からかけないで〜って感じですよね。
特に、年齢が低い場合や鍼治療に慣れていない方は治療中緊張のしっぱなしです。
もうすでに交感神経がガンガン上がっている状態なんです!
この時点で本来おこなわなければいけない鍼灸治療ではなくなっています。
私の考える不眠の鍼灸治療は
目の前の患者様の身体と心の状態に合わせて鍼灸治療をしていくことこそとても大切であり、
鍼灸師は鍼を打つ作業になってしまっては本当の鍼灸治療ではない
とそう思っています。
不眠の鍼灸治療に限ったことではありませんが^^
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