腱鞘炎の鍼灸治療と自宅セルフケア〜女性ホルモン編
神戸鍼灸院
unはさみとおきゅうときどきおはり【アン】
《なんで起きるの?腱鞘炎》
痛っ!!女性は男性に比べて腱鞘炎になりやすいです。
それはエストロゲンという女性ホルモンが関節の滑膜にある受容体の結合することで関節を滑らかにする働きをしています。
エストロゲンは受容体との結合により、パワーを発揮します!
そのため、エストロゲンが急激に減ってしまう産後は特に『腱鞘炎』になりやすい時期でもあります。
また女性ホルモンが少なくなる更年期にも起こりやすいですし、関節の変形や痛み、こわばりなども顕著に現れやすくなります。
《腱鞘炎と血流》
エストロゲンだけではありませんが、脳から臓器(卵巣、子宮、腎臓…)に働きかけるホルモン、または臓器から出されるホルモンのを運んでいくのは『血液』です。
血液の流れが悪くなることで、健康な身体を維持するためのホルモンの働きが鈍くなってしまいます。なので、【朝起きがけ】は関節が疼いたり、痛みを感じることが多く、
また【疲労の出やすい夕方】は身体の不調が起きやすくなります。
《産後ママや更年期の女性へ》
産後赤ちゃんのお世話で、ママは疲労困憊ですね。赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいのはずのママですが、産後女性ホルモンが急激に低下することで、精神的にも肉体的にもすごく辛い時期でもあります。
また時期は異なりますが、更年期も同じように心身ともに不安定な状態になりやすいです。
産後ママが赤ちゃんの抱っこ、更年期女性の重たいフライパン仕事、共に手首の関節を酷使してしまうと、エストロゲン低下により関節を守る働きが鈍くなっているため、『腱鞘炎』が発症しやすくなるのです。
整形外科的な治療も知っておくと良いですね。
次回は分かりやすいように鍼灸治療ではどうしていくかを説明していきますね。
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