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冷え性を根本改善するための鍼灸治療〜冷え性は温めても治らないのはなぜ?編

神戸御影鍼灸院
unはさみとおきゅうときどきおはり【アン】

*ブログ第二話の前に第三話を更新してしまいましたm(_ _)m
今回のお話が実は第二話になります。

毎年冬には『身体を温めること』を頑張っているのに、冷え性から脱出できないのでしょうか?
それは、人間本来がもつ神経回路のバランスに秘密が隠されています。

《冷え性だと思う方へ》
お仕事、お勉強、家事や育児に一生懸命になりすぎていませんか?
身体を休めて心からリラックスしている時間はどのくらいありますか?
バタバタを1日をやり過ごし、気がついたら夜…。
そんな生活の繰り返しになってはいませんか?

こうなると、身体を温める作業をする時間もなければ、とにかく一日中交感神経がガンガン上がった状態になります。
さぁ〜寝よう!
とベットに入ってからもなかなか眠りにつくことができなかったり、眠りが浅く何度も起きてしまったり(−_−;)
そうなると、かなり最悪なコンディションです。

冷え性のパターン

《なぜスイッチオンだと冷え性になるの?》
『交感神経が優位』だと何だか熱量が上がって身体が温まっていきそうなイメージですが、これが実は手足の冷えには本当に大敵なんです!

『交感神経が優位』な状態は、手や足先などの末端の血管を収縮させてしまいます。
スポーツする時をイメージするとわかりやすいのです。
心臓や呼吸器、筋肉組織にたくさんの酸素と栄養をあげないといけませんよね。
あまり必要でない手先や足先などにはびこる細かい毛細血管を引き締めて、血圧を上げてどんどん血流が大切な組織にまわるように働くんです。

この状態が普段から常に起こっていたらどうでしょうか?
抹消の毛細血管に血液が回らず、『ゴースト血管』となって、いずれ消滅してしまうんです。
どんどん毛細血管の数が減れば減るほど、手足の冷えは進んでいきます。

またこの寒い時期に身体が冷えれば冷えるほど、身体の体温を維持するために『交感神経を優位』にし、抹消の血管を収縮し、体温が末端から外へ逃げていかないように作用します。

この悪循環…。
こうなると血流が滞り、柔らかい筋肉に回復できず身体の筋肉も緊張してカチコチになっています。
それに伴って睡眠不足、肩こり、頭痛、眼精疲労、胃腸不良、便秘などが起こってきます。
身体に起こる不調はこの神経回路の機能がパニックを起こしていることがほとんどなんです。

コリでさらに血流悪化

不調が起こると人は、
『ガンができているのでは?』『脳の血管に何か詰まっているのでは?』とか不安に思いがちですが、実はほとんどの場合は深刻な病気でないことがほどんどですので、安心してくださいね。
人間のカラダはそんなにヤワではありませんので、大丈夫^^

《冷え性改善のカギ》
この交感神経、副交感神経のバランスを上手にとっていけるようになると冷え性を感じにくい不調の少ない快適な生活になってくれます!
冷え性を改善する鍵は、『自律神経の調整』にあるということです。 

また身体の機能を回復させるほとんどの役割は血液中に含まれています。
体温の維持をしたり、体の器官や組織に栄養を届けたり、そして大切なホルモンも血流にのって届けられています。

冷えないカラダ作りは、血液循環を改善し本来あるべき身体の機能を回復させることに繋がります。
冷え症の改善
は、心とカラダをいつまでも健康に保つために早急に取り組んでいきたいメンテナンスの一つです♡

次回は冷え性と鍼灸治療について話ししていきますね^^ 

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