【ネタバレ注意】エデン条約編第四章「忘れられた神々のためのキリエ」前編 感想

 みなさんこんにちは。ミカゼミです。ミカミカミカミカミカミカミカミカミカ!!!!!!!!!!!

〇神の舞い降りる日


 2022年5月17日、ブルーアーカイブメインストーリーVol.3エデン条約編第四章、「忘れられた神々のためのキリエ」の実装がアナウンスされました。

 「Fin」となったはずのエデン条約編の新章、そして衝撃的なイベントスチル。先生諸氏におかれましては大いにお狂いになったことかと思います。僕も狂ってました。

 そして一週間後、2022年5月24日。新章開幕の夜、僕は親しいフォロワー二名を呼びつけ、ガチャで天井ブチかましたあとに、アリウススクワッドと聖園ミカをめぐる物語を紐解きはじめたのでした─────。

 というわけで、エデン条約編第四章「忘れられた神々のためのキリエ」前編。このストーリーを読破しての感想を、つらつらと駄弁っていこうかと思います。言うに及ばずですが第四章、及びキャラクターのメモロビに関するネタバレ注意なので、未読の方は今すぐ読んできてください。え?そもそもブルアカをやっていない?おまえは人生の3000割を損している。インストールしてきてください。ではやっていきましょう。

〇話をしよう

 お読みになった方ならわかる通り、今回のストーリーにはふたつの軸がありました。一方は、任務失敗を経て、母校たるアリウスから追われる身となったスクワッドのお話。もう一方は、調印式での事件を終えて、未だその傷癒えぬトリニティの内部のお話。主人公であった補習授業部の物語から、彼女らを取り巻いていたふたつの勢力の物語へと、視点は移っていきます。おさらいがてら、スクワッドとトリニティが今回のストーリーでどんな状況に置かれていたのかを見ていきましょう。(だいたい今回の話を要約するだけなので、感想だけ読ませろ!って方は飛ばしてくれても大丈夫です)

・アリウススクワッド

 あの事件ののち、アリウス分校の追手から逃げ続けていたアリウススクワッド。サオリの傷が癒えていないところを見るに、ロクな休息もできずに襲われ続けていたのでしょう。弾薬も底を尽き、追い詰められたその時に────スクワッドの「姫」、アツコがある交渉を持ち掛けます。

 アリウスの「マダム」が狙っているのは、スクワッドではなくアツコただひとり。彼女は自身が囚われの身となる代わり、他の3人の命を助けるように要求しました。サオリはそれを拒否するも、アツコの意思は固く────マスクで顔を隠しながら、アツコはアリウスの生徒たちに連行されていきます。大切な仲間を救うために、得体の知れぬ存在のもとへと自らの身を差し出す───そんな生徒が以前もいたような気がしますが。うへぇ。
 かくして、アツコの自由と引き換えに、三人の生徒たちはその生命を安堵された────のならば、まだよかったのですが。

 あの「マダム」────アリウスの長たるベアトリーチェが、そんな生易しいことをするはずはありませんでした。アツコさえ手に入れられれば、他の生徒は最早用済み────そんな意思を代弁するかのように、アリウスの生徒たちは三人へと銃口を向けます。
 と、ここで一旦、スクワッドのお話は中断され、物語の視点はトリニティへと移ります。次に「スクワッド」の名前が登場するのは、ティーパーティーのひとり・百合園セイアが覗き見る、ゲマトリアの会合の中ででした。

 どこまでも悪辣なるはベアトリーチェ。彼女は恩赦を与える代わり、自身の計画の障害となるであろう「先生」を殺すよう、スクワッドに命じました。それを知ったセイアがベアトリーチェに感づかれてくそヤバいことになってるとも知らず、先生は発信元も不明なメールに導かれ、寂れた町の路地裏へと足を踏み入れていました。なんでこのひとこんなに危機感ないの?

 そして、そこで待っていた人物こそ、アリウススクワッドのリーダー、先生を殺す密命を受けた少女、錠前サオリでした。
 押し黙ったまま相対する両者。やがて、先生を呼び出したであろうサオリは、その銃を地面に投げ捨て────

 地に伏し、先生にしかと頼み込みます。「姫を助けてくれ」と。
 サオリの話によれば、アツコは元より「生贄」となるべく育てられた存在。彼女の命を救うべく、アリウススクワッドは調印式を襲撃し、トリニティ・ゲヘナの転覆を企てたのでした。しかし、その作戦も失敗した今、アツコは生贄として囚われ、明日の朝には「儀式」が始まってしまう。そんな状況で、他のメンバーとも散り散りになり─────寄る辺を失くしたサオリは、かつては敵対していた先生を頼り、この町に呼び出したのでした。
 ヘイローを破壊する爆弾まで持参し、先生に生殺与奪の権までも握らせて、サオリは助けを乞います。その懇願に対し、かつてサオリ自身の手で、生死の差をさ迷うほどの傷を負わされた先生は─────

 怒涛の三連選択肢。「はい」or「イエス」or「了解」。どれ選んでも同じじゃねーか!
 というわけで、さすがは我らが先生。「生徒のお願いは無碍にできないからね」と、いつも通りの軽やかさで、サオリに手を貸すことを決めました。サオリが渡した爆弾の起爆装置すら、「必要ない」とでも言わんばかりに投げ捨てて。
 混迷を極める第四章のなかで、個人的に一番安心できたシーンがここでした。どんなことが起きようと、どんな行いをされようと、先生は「先生」。いついかなる時でも、彼(彼女)は生徒たちの理解者です。

 そして、残るふたりのメンバー、ヒヨリ・ミサキも(ひと悶着ありつつも)合流し、先生とスクワッドの生徒たちは、アツコを救うべくアリウス自治区へと侵入を試みるのでした。

 さて、とりあえず第四章前編での、アリウススクワッドのお話はこういった展開でした。
 かつて敵だったスクワッドと協力し、アツコを救い出す。とてもアツい展開ではありますが、個人的にはある程度予想の範囲内ではありました。ミサキ・ヒヨリが実装された以上は、ストーリー中でも「いずれシャーレに来るだろう」という辻褄を合わせなければなりません。そういうメタ的な部分から見て、スクワッドが味方となる(先生がスクワッドの味方になる)というのは、充分にあり得る展開なので。

 しかし。しかし、この第四章前編のストーリーにおいて、僕が「衝撃的」だったのは、スクワッドではないもう一方────トリニティのお話です。次は未だに水面下での混乱が続く、トリニティの物語を振り返っていきましょう。

・トリニティ

 トリニティのお話は、ティーパーティーのひとりであるナギサと、シスターフッドの長であるサクラコ、救護騎士団の団長・ミネの会合に、先生が同席する場面から始まります。

 トリニティにおける権力者たちが一堂に会し、トリニティの今後、ティーパーティーの今後を話し合ったあと、先生はトリニティで起きたクーデター、その引き金を引いた少女────聖園ミカの現状について、ナギサから知らされます。

 アリウスに利用されたかたちとはいえ、ミカはクーデターを引き起こし、調印式襲撃の要因ともなった罪人。その処遇について話し合うため、聴聞会が予定されていました。
 しかし、ミカはその聴聞会の出席をすら拒み、悪化する彼女への世論も相まって、退学となることは避けられない、という状況。
 ナギサではミカを説得できず、セイアは未だ療養中。そんな中で、先生はミカを説得するべく、彼女の幽閉されている監獄へと向かいます。その道中では、ミカを敵視する多くの生徒たちが、彼女への怒りを叫んでいました。トリカスてめえ。

 そして、久方ぶりにミカと顔を合わせた先生。
 表面上はいつものように明るく振る舞う彼女でしたが、やはり未だ罪悪感に苛まれている様子。「自分のためにナギサの地位が失墜するべきではない」「まだセイアにも恨まれている」と、涙ぐみながら語ります。

 しかし、第三章の終盤で、セイアはミカを許したはず。ふたりの間に認識の齟齬があることを察した先生は、セイアの部屋へと向かいます。セイアとミカの仲を取り持ち、ナギサと共に四人で聴聞会へと出席して、ミカの身分を守るために。

 そして、セイアのもとを訪ねた先生。しかし、彼女の様子はいつもと違っていました。

 度重なる未来視の影響か、夢と現実の境すら曖昧になっているというセイア。しかし、彼女の異変の理由は、単なる体調不良ではなく────先生にしか打ち明けられないような、信じられない「予知夢」を目にしたからでした。それは──────

 キヴォトス、滅亡の予言。ここに来て、事態はトリニティだけではなく、キヴォトス全土へと及ぶことが示唆されます。それも、おそらくはゲマトリアの手によって。
 自らが見た滅亡の光景を、静かに語るセイア。彼女はその真実について探求するために、いくつもの明晰夢を渡り歩き、その結果として、夢と現実の境界線を認識することが、できなくなっているのでした。
 「破滅を防ぐ方法を探さなければならない」と、セイアは覚悟を決めたように話します。しかし、そんなセイアに対して、先生はこう諭しました。

 危機に対処するのは大人の役目。いまセイアがやるべきことは、いずれ来る破滅に備えることではなく、仲違いをしてしまっている友達と、しっかり話し合うことだ─────と。それを聞いたセイアは先生に同意し、ミカと面会することを決めました。そして、ミカの聴聞会に同席し、彼女を弁護する、と。

 予知の能力を持つセイアだからこそ、いつか来る未来の災厄に気を取られ、目の前にある問題を見逃してしまう────まだ未熟な生徒たちを、先生が導いていくという構図。ここでも、先生は「先生」なのでした。
 そして、セイアとミカが仲直りできると信じて、先生はナギサへと、この事実を伝えに行きます。セイア、ナギサ、そして先生。この三人が聴聞会に出席して弁護すれば、ミカの罪状も軽くなるはず。喜ぶナギサの顔を見届けて、先生はトリニティを後にします。これでもう安心だな!

 ………しかし。ミカを待つ間に眠ってしまったセイアは、幸か不幸か─────夢のなかでゲマトリアの会合を覗き見て、スクワッドが先生を狙っている、という情報、ミカが先生をトリニティに呼び出したことにより、先生の存在がベアトリーチェに気付かれてしまった、という情報を手にしますが、やがてその存在に感づかれてしまいます。
 その予知夢から目が覚めたところで、ミカがセイアのもとへとやってきました。憔悴するセイアは、朦朧とする意識の仲、いま知った情報をどうにか伝えようとしますが……………

 ………しかし、懸命に絞り出したその言葉は、ミカとセイアの関係性を、殊更に歪めてしまうものでした。
 気を失った果てに、セイアは夢のなかでアリウス自治区の秘境、「バシリカ」に迷い込み────ベアトリーチェに襲われます。「祭壇」に囚われたアツコの姿を目にするも、ベアトリーチェの手にかかって気を失うのでした。現実世界でも彼女の状態は同期されているのか、セイアはミカの目の前で、少しずつ衰弱していきます。

 唐突に容体を急変させたセイアと、その場に居合わせたミカの存在。そんな状況を知った周りの生徒たちは、当然ながらミカを疑います。

 糾弾する生徒たちの声。そして、本人にその意図がないとはいえ、ミカを批難するかのように聞こえてしまうセイアの言葉─────その果てに、ミカは悟ります。「自分は許されてなんかいなかったんだ」、と。

 自分を罵倒し続ける声。最早希望の見えない末路。そして、いま目の前で弱ってゆく友人の姿。彼女の精神は、既に崩壊寸前だったのでしょう。その果てに、ミカはある結論へと辿り着きます。
 こんなことになってしまった、全ての原因。そして、自分がやるべきことは。

 表情差分三段活用。ハイライトの消えた瞳で、聖園ミカはサオリへの復讐を誓います。そして、先生とアリウススクワッドの面々が辿り着いた、カタコンベの入り口にて──────

 復讐者と化したミカと邂逅し、前編は終幕するのでした。

〇第四章の女たち

・予想を裏切り続ける女

はい。というわけで、アリウススクワッドとトリニティの話についておさらいしてきたわけですが…………何といっても、ミカです。聖園ミカ。なんなんだおまえは。
 第四章のアナウンスがあった時から、これからのストーリーでミカがどうなるのか、という点については、様々な予想がされていたことかと思います。しかし、この結末────サオリ絶対殺すウーマンと化して脱獄するなんて予想をしている人間は、おそらくいなかった。それほどに、今回の展開は衝撃的でした。
 上でも少し触れましたが、ブルアカはアプリゲームである以上、ある程度メタ的な視点から、物語の展開を類推できてしまいます。例えば、今回はミサキとヒヨリが実装されたので、「ひとまずこのふたりは生きているんだろう」「おそらくは先生の味方になってくれるんだろう」という予想ができますね。だからこそ、アリウススクワッドが先生の殺害を命じられ、サオリが先生と接触したときに、「サオリが先生を撃つかもしれない」という読み方はしませんでしたし、事実そうはなりませんでした。

 そういった文脈で、我々は聖園ミカに対しても、同じような「読み」をしてしまう。SDも実装されたし、たぶんプレイアブル化も近いんだろうから、今回でいい感じに改心させてくれるだろ、と、そういう予想をしてしまいます。普通のゲームのシナリオだったら、一度裏切ったキャラをもう一度歪ませるような真似はしない。なぜならば、そんな状態ではプレイアブルで実装できないから。
 しかし、ブルアカ、そして聖園ミカは、そんな予想を思いっきり裏切ってくれました。全ての希望を奪われたミカが、復讐者として動き出すという、極めて衝撃的な方法で。

 しかしそうは言っても、いずれ聖園ミカは実装されるだろうと思いますし、そのためにはシナリオ上で、ある程度の「禊」は行われるんじゃないかとは思っています。しかし、ここまでやらかしてしまったミカを、いったいどうやって救済するのか─────あるいは、この予想すら裏切られるのかもしれません。聖園ミカ、裏切り続ける女。

・予想を飛び越えた女

 やはり最も衝撃的だったのはミカだったのですが、もうひとり印象に残ったキャラがいます。アリウススクワッド、戒野ミサキです。

 プロフィールが不穏なアリウススクワッドのなかでも、殊更に目立つのがミサキの基本情報。「手首や首元には、何かを隠すように分厚い包帯が巻かれている」…………明らかに「そういうこと」を示唆するような文章です。
 いえ。でもしかし、ブルアカは透き通るような世界観で送る学園RPG。単にそういう雰囲気を醸し出してるだけで、実際は「訓練で受けた傷を隠してるだけ」だとか、「巻き方を忘れちまったからほどかない」だとかそういうコメディタッチな理由が────────

 いやガチじゃん。マジのガチでスーサイドじゃん。
 これにはさすがに度肝を抜かれました。まさかブルーアーカイブで「そういうの」を背負ったキャラが登場するとは…………。
 あと戒野ミサキさん、絆ストーリーとメモロビが良すぎます。まじでメモロビの存在がこの女の魅力を1000000000000倍にしている。

 ガラス越しに降り注ぐ雨、虚ろな眼差しで膝を抱える少女。自分なんかを心配するなんて─────と、彼女は自嘲気味に笑います。BGMも相まった、退廃的憂鬱的刹那的少女美。こんなもん刺さる。もうぶっ刺さる。引けてよかった。まじ。

 また、彼女の精神性を覗き見てみると、このノーマルスキルの名称も違う意味を帯びてきます。攻撃力を上昇させて、早く作戦を完了したい─────きっとそれだけではないのでしょう、彼女の終わらせたいものは。

 思えば、アリウススクワッドのなかで最も「虚無」を抱いたキャラクターは、ミサキだったように思います。姫を守るという強い使命を抱いたサオリに、アリウスから逃げて生き続けることを選んだアツコ、世界を悲観しながらも、等身大の少女らしい趣味を持つヒヨリ。しかしミサキだけは、「それが命令だから」という理由以外に、行動原理が見つかりませんでした。きっと彼女にとっては、どんな出来事も興味を惹かれるに値せず、この世とはただ、生きて死ぬだけの虚しい世界なのでしょう。
 しかし、絆ストーリーを見るに、そんな彼女も先生との出会いを経て変化しつつある様子。どうか彼女の瞳が、少女らしい輝きを取り戻さんことを。あともうリスカはやめとけよ。水着実装されなくなるぞ。

 というわけで、元からニヒルで厭世的なキャラは大好物だったのですが、ここまで「深く」「鋭い」キャラクターをお出しされるとは思いませんでした。戒野ミサキ、予想を飛び越えた女。

〇残る謎

 さて。以上、考察なんだか感想なんだかわからない文章をダラダラ書いてきたわけですが、ここで少しだけ、今回のストーリーで気になったところについて触れたいと思います。

・「約束」

 エデン条約編において、「条約」、ひいては「約束」というものには、大きな意味があります。アリウスは「エデン条約」という「約束」を間借りするかたちで、戒律の守護者たるユスティナ聖徒会を手中に収め、先生も同じく「エデン条約」の更新を宣言することで、聖徒会を無力化しました。
 そこで取り上げたいのが、アツコとベアトリーチェの交渉の一幕です。

 アツコはベアトリーチェの名前までも要求して、「アリウススクワッドに手を出さない」という約束を結ばせました。しかしご存知の通り、ベアトリーチェはそれを裏切り、残った三人を始末しようとします。
 「約束」という言葉をここまでアツコに強調させたのであれば、これが単なる口約束で終わるはずはない。この約束の存在と、ベアトリーチェがこれを反故にしたという事実は、おそらく物語上で大きな意味を持つはずです。これこそが、正体不明の力を持つ彼女に対抗するための、何かのカギになる…………かもしれませんし、ぜんぜんちがうかもしれません。わかんねえ。

・ゲマトリアの目的

 今回は生徒たちだけでなく、物語上の敵役とも言える「ゲマトリア」の掘り下げもありました。四人(五人?)の怪人によって組織されたゲマトリアは、どうやら志を同じくする仲間というよりも、各々の狙いのために一時的な協力関係を築いているだけのようです。しかし、その目的はある程度似通っている様子。

 黒服、ベアトリーチェ、マエストロ、そしておそらくゴルゴンダとデカルコマニーも。彼らはみな、キヴォトスを何らかの実験場として、その神秘を解き明かす、あるいは利用することを狙いとする者たちのようです。

 「ゲマトリア」という言葉も、元は旧約聖書の言葉を解き明かすための、文字の転換法の一つだそうです(→コトバンク)。その名前からしても、彼らの存在はキヴォトスという神秘を、彼らなりに解釈・解明するためにあるのでしょう。
 ですが、それではなぜ、「キヴォトスを破滅に導くような厄災」をもたらす必要があるのでしょうか?

 実験場たるキヴォトスが崩壊してしまえば、最早彼らの望む探求は困難。ベアトリーチェはゲマトリアのなかでは過激派のようで、彼女がキヴォトスを滅ぼそうとしている=ゲマトリアの目的はキヴォトス滅亡である、という構図が結びつかないのは承知の上ですが…………なんにせよ、ゲマトリアに属する彼女が、キヴォトスを滅ぼさんとする理由が掴めません。
 それともベアトリーチェには、キヴォトスの滅亡以外に「儀式」を行う目的があるのか。では、セイアが見たキヴォトスの終末とは何だったのか────謎は尽きませんね。

〇それでも「ブルーアーカイブ」であれ

 以上、エデン条約編第四章「忘れられた神々のためのキリエ」の感想でした。もともとはふせったーで書くつもりだったんだけど、まとまった文字数書きたかったからNoteにした。そしたらもう8000字超えてる。バカか?
 今回更新された物語は、かなり重苦しいものではありました。アリウススクワッドの抱える問題、トリニティの抱える問題。そして、それらが結実するようなかたちで始まってしまった、ミカの復讐劇。この先の結末が、いったいどのようなものになるのか、全く以て予想できません。

 しかし、これは「ブルーアーカイブ」。第三章でヒフミが叫んだように、この物語はハッピーエンドを迎える、青春の物語です。僕はその前提を未だに信じている。
 で、あれば。希望の見えないこんな物語にも、最後には笑って終われるような結末が待っているのだと確信しています。透き通るような世界観で送る学園RPG、ブルーアーカイブだもの。

 ミカも、サオリも、セイアも。きっといずれ実装されて、メモロビで頭撫でまくれるような未来が待っているはずです。それまでに必死こいて石を貯める必要があるわけですが。

 ブルーアーカイブメインストーリーVol.3エデン条約編第四章、「忘れられた神々のためのキリエ」。後編を心待ちにしながら、ひとまずは筆を置こうかと思います。これ以上書くと9000字超えるからな。

 
長文・駄文にお付き合いいただきありがとうございました。また次回、後編の更新日にお会いしましょう。ミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカミカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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