配達員のお話が面白かった。
先日、興味本位でUbereatsの配達員の人達が集まるスペースを聴いてみた。
そこで面白い話が聴けたのである。
どうやらUberなどのフードデリバリーだけでは相当厳しくなっているらしく、
経験のある居酒屋で働きたいというのだ。
しかし、年齢のこともあってか、なかなか雇ってもらえないという。
その話をしている方の言い分は
「自分は若い奴らよりも出来る!だから、最初の三ヶ月はタダ働きで良いから、
とりあえず雇ってくれ!!
そしたら全力で働いてみせて自分の実力をみせる!三ヶ月働いて自分の能力に対して値段(賃金)をつけてくれたら良い」と自信満々に話していたのだ。
私はその話を聴いて「ちょっと待て、なんという昭和脳もしくは成り上がりドラマの見過ぎじゃないのか?」と思ってしまった。
もし、彼のいうような経営者がいたとしよう。
そんな最初の三ヶ月をタダ働きすることを良しとする経営者だろ?
そんな経営者は三ヶ月後も真っ当な賃金を支払うとは思わない。
この人はUberの配達で320円ばかり受け続けて考え方までおかしくなってしまったのだろうか?
そして、この方のお話は続いた。
「経営の厳しそうな店舗が遂にUberを始めやがったんだ。
ありゃあ、もうダメだね・・すぐ潰れるよな。」
おいおい、まず自分の仕事につながるUberの否定かよ。
しかも、なんで店がUber始めたら、それが原因で店が潰れるんだよ・・。
おかしなバーチャルレストランに手を出したというならば、わからんでもないが、
売り上げアップのためにUber始めていて、しかもその店にピックに行ってんだろ?注文が入っているじゃないか。マイナスになってんのか?
なんなんだ?根拠を示せよ。
すると次の話題に移った。
「さっき行った店がさ、地雷だったよ。
商品ができてなくてさ、しばらく待ってくれって言いやがるんだ。
あれは配達員を怒らせるだけの店だね。」
いや、配達員の沸点低くね?
あ、まだ話がつづくようだ・・。
「だから俺は店の若い子に言ってやったんだ。
あんな風になっちゃダメだぜ。
あんたらの上司はさ、配達員を怒らせる発言をしているから
あんたらも気をつけたほうが良いよ。
覚えておきな、配達員に商品できていないから待ってくれは
禁句だし、配達員を怒らせるだけだからな。」
いや、これ・・店が地雷なのではなくて、この配達員が地雷なのではなかろうか・・。
この後も聴くに耐えられない話が続いていたので、私はそっとスペースを出た。
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