健やかな笑顔のために!年末年始の口腔セルフケアガイド
こんにちは!ウミガメ株式会社広報担当です。
当社は「デジタルの活用により、歯科医院のマーケティングと経営を変革する」をミッションに、5年で約3,300医院の経営に伴走しています。
2024年ももうすぐ終わり。年末年始休みは、美味しい料理や甘いデザート、お酒など、お口に負担がかかりやすい時期です。
今回は、日頃歯科医院さま向けにセミナーを開催している弊社取締役の寺尾大五郎に、年末年始に自分の歯と口腔内を大切にするためのセルフケア方法について聞きました。
寺尾大五郎
東京都出身。大学卒業後、大手IT企業に入社し、設備やインフラ業務に従事。顧客の課題解決に向き合う中で、医療業界への関心を深め、2011年から歯科医院向けの業務に携わる。
2018年に共同代表の松下、宇井と共にウミガメ株式会社を設立し、歯科業界の発展に貢献すべく活動を開始。現在は、歯科医院経営者や若手歯科医師、歯科衛生士向けに、臨床系や学術系のセミナーを企画・運営するほか、スタディグループの立ち上げや運営支援などを担当。業界の知識を活かし、歯科医院が抱える課題に寄り添った支援を行っている。
Q:この季節は飲食の機会が増えますが、年末年始の口腔衛生や、食べ物や飲み物が口腔内に与える影響について教えてください。
忘年会や新年会、家族の団らんなどで、クリスマスの食事に年越し蕎麦、お正月料理のおせちなど美味しい食事やお酒を楽しむ機会が増えますよね。楽しい季節ではありますが、口腔環境により注意が必要な時期ともいえます。
年末年始は多くの歯科医院が数日間休診するため、「痛みが出たらどうしよう」という不安を感じる方が多いです。実際に、年末に駆け込んでくる患者さんが増えるというお話はよく耳にします。被せ物が取れたり、虫歯や根管などに軽度の痛みがある患者さんが受診することもあるようです。
先日も、オンラインセミナーの講師の先生が、診療が忙しくて開始時間ギリギリになっていました。歯科医院の売上も12月に増加するので、年末年始の休みのために駆け込んだり、少しでも良い口内環境で新年を迎えたいという方が多いのだと思います。
僕は子供の頃にワイヤー矯正をしていたのですが、毎年おもちを食べるとワイヤーが外れて頬の裏側に刺さって痛かったので、年末には歯医者に行っていました。
年末年始に限りませんが、特に注意したいのは糖分と酸ですね。甘いお菓子やデザートは虫歯菌の餌になりやすく、アルコールは口内の乾燥を招くため、虫歯や歯周病を引き起こすリスクがあります。
気をつけたいのは大きく2点。一つは、甘いものを食べた後はできるだけ歯磨きをすること。二つ目は、水分補給をこまめに行って口内の乾燥を防ぐことです。水分補給には、糖分の入っていないお水がおすすめです!
ついつい口腔ケアが後回しになりがちですが、この時期は飲食の機会が増え虫歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なケアが特に重要です。
Q:効果的な歯磨きのテクニックはありますか?
歯磨きは「歯ブラシの選び」と「やり方」が重要です。
歯ブラシ選びのポイントは2つです。やわらかめの毛先のものを選ぶこと(※かためのものは歯茎を傷つける恐れがあるのでおすすめしません)、小さめのヘッドで奥歯までしっかり磨けるものを選ぶことです。また、1か月〜1か月半を目安に歯ブラシを交換するのが理想です。
磨き方のポイントは、歯と歯茎の境目に歯ブラシを45度の角度で当てて、優しく磨くこと、1か所につき10秒程度丁寧にケアすることです。舌の表面のケアも忘れずに行いましょう。
Q:おすすめのオーラルケアグッズはありますか?
電動歯ブラシ、フロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュというアイテムを活用すれば、効果的なケアができます。
マウスウォッシュは、アルコールフリーのもの、殺菌効果のある成分が配合されているもの(※1)を選ぶことをおすすめしています。
(※1)例、塩化セチルピリジニウム(CPC、グルコン酸クロルヘキシジン(CHG、ポピドンヨード、 イソプロピルメチルフェノールなど
Q:冬は乾燥も気になりますが、どのように対策すれば良いですか?
冬は乾燥しやすく唾液の分泌が減るため、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。口腔トラブルのリスクも上がるので、こまめな水分補給が大事です。
マウスウォッシュも、口の中の水分量を保ち口腔乾燥症の症状を和らげる保湿効果があるものを選ぶといいでしょう。
また、部屋自体も加湿することが重要です。室内に加湿器を置いて、適度な湿度を保つように心がけるとドライマウスが防げます。
Q:虫歯や歯周病のリスクは誰にでもありますが、特に注意が必要なのはどのような方でしょうか。
歯周病の既往歴がある方や、歯に痛み・違和感がある方、糖尿病などの持病がある方は特に注意が必要です。年末年始の前に歯科検診を受けておくと安心ですが、何かと忙しい年の瀬、忙しくて歯医者にはいけないという方は、年明けにぜひチェックしてもらってください。
Q:最後に読者へのメッセージをお願いします。
歯周病は認知症や糖尿病などとの関連も指摘されていて、口内を健康に保つことは全身の健康維持につながります。口腔トラブルが悪化して歯を失うと、咀嚼機能などが低下して、食事も楽しめなくなるかもしれません。見た目にも大きな影響を与えるので、自信を持って笑えなくなる方もいます。
飲食の機会が増えて口腔ケアが疎かになる方もいるかもしれませんが、年末年始も意識的に口腔ケアに取り組んでみましょう。
口内環境を良い状態で保てれば、明るい気持ちで新年を迎えられると思います!
以上、セミナー担当の寺尾さんに、年末年始の口腔セルフケアについてお話を聞きました。今年の年末年始は、少し意識を高めて口腔ケアに取り組んでみませんか?
新しい年を、健康的な素敵な笑顔で迎えましょう。
ウミガメでは、各種SNSでも歯の健康について更新しています!
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCCQa1CcZx5QELDYubHefZ0Q
Instagram:https://www.instagram.com/dentaltimes
twitter:https://twitter.com/DentalTimes
採用も強化中
また、共に歯科医師の課題解決に取り組んでいただける仲間を募集中です!興味をお持ちいただいた方は、下記の採用ページからお気軽にお問い合わせください。