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ボクらがしらないうちに事は進んでおります。
突然ですが、『困難』や『面倒事』って好きですか?
まぁ、好んでその中に入っていく人もいるでしょうし、そういうのを楽しめる人もいるのかもしれませんが、大半の人はできるだけないほうがいいと思って生きていることでしょう。
ボクらの子供のときは、
『困難や面倒なことには立ち向かって乗り越えるべし』と言われ教育されて来たような気がしますし(今もそうなのかはわかりませんが)、実際、困難を避けようとすると少し後ろめたさを感じるのはそのせいかもしれません。しかしながら昨今の世の中を見るとお金などの対価を払い人に任せられることであればできるだけ人に任せようという風潮ですよね。
適材適所で得意なことは得意な人にお任せしたほうがいいのかもしれません。個人の限界を知って無駄なことに力を使わず楽をして長生き、、というのが現代的なんでしょうな。
困難や面倒なことを人に任せるということは楽な反面、それによって失っていくものもたくさんあるんです。思っている以上にホントにたくさんあるんじゃなかろうか。でも、それはもう抗えないでしょうし、そうなってしまった以上なくなってしまっても仕方ない。諦めるしかないんです。
中学2年のときに新任教師としてやってきた英語の山口先生。
颯爽として背が高く、茶髪で少しパーマのかかっている髪型。鼻が高く男前の英語の話せるスポーツマン。
男子全員が絶望して、女子の目がハートになるような今思い出してもなかなかのええ男。
そんな山口先生、我が野球部の顧問に。
坊主のちんちくりんな男子が絶望するようなええ男の上に、昔野球をやってたらしく野球もめっちゃうまい!球も超早い。
ただでさえバンド活動に夢中になってサボり気味だったボクらはますます野球部に寄り付かなくなり、寄り付かなくなったボクらに対して、山口先生は
「やる気がないんならやめちまえ!」
と怒り、それを聞いたボクらは
「んじゃ、行きません」と。
「お前ら3年になったら絶対に背番号やらないからな」
「そんなもんいらん!!」
簡単にいうと関係は最悪だったわけなんだね。
ま、3年になったときにその年に来た大橋先生という野球の素人となぜか顧問が変わってしまって、ボクらは山口先生がいなくなって、なぜかまた野球部に復帰したんだわ。大橋先生、程よく鈍臭くてだけど実にフレンドリーでギスギスした思春期のハートを掴んでおった。
大橋先生、元気かな?
ま、いいや。
中3の夏。
部活も終わり、高校受験に本腰を入れる前の夏休み。同じ野球部だった沖田くんに彼女ができたんです。お相手は水谷さんという女子。
んで、その夏にファーストキッスというやつをしたらしい。
いいね、初々しくて。
沖田くん、浮かれてましたわ。
しかし、出会いがあれば別れあり。結局、高校に入ってしばらくしてからその2人は別れてしまうわけなのだけど、別れ間際に水谷さんから聞かされた衝撃の一言。「わたしのファーストキスの相手は沖田くんじゃない!!」
なぜにそんなことを言ったのかわからないけど、沖田くんは水谷さんから自分がファーストキスの相手だと聞かされていたので、まぁ当たり前だけどショックを受けたわけで、野暮を承知で
「じゃ、誰なんだ!?」
と問い詰めました。
最初は言葉を濁していた水谷さんも観念して答えました。
「山口先生」
と。
「あ”!??や・ま・ぐ・ち!!!!」
(驚きの沖田くん)
どうやら中3になる前の春休みに山口先生に目がハートになっていた女子グループの数人が、山口先生の家に遊びに行ったらしく、その時に他の生徒の目を盗んでやまぐっちゃんは水谷さんに接吻したと。
しかも、言うに事欠いてだね、
水谷さん曰く他の女の子もみんなも結構キスされていた、と。
(ホントにキスだけで終わったかどうかは不明)
やまぐっちゃん・・・。
やってんな、これ。
中学を卒業してから今更そんなこと言われてもな、沖田くん。
あれ?
なんでこんな話を書いたんだろう?
冒頭の話と無理やり繋げようとしたけど、全然繋がらんし。
ま、いいか。
写真:お寺の前の池