繭から出した蛹を羽化させる
繭から出した蛹は別にずら~っと並べて置いてもいいんだけど、羽化した蛾は蛾尿ってのをするので、まだ羽化していない蛹が他のヤツの蛾尿まみれになったりもするし、羽化も一斉にじゃないので管理しやすいように個室にしている。
紙で入れ物を作って中にキッチンペーパーを敷いてみたけれども、正直これはあまりよろしくない。
羽化する時にヘリに掴まるんだけど、紙で軽いし安定性もないから丸ごと横倒しになったりして羽化しづらい。
しかも気を付けていないと角に頭を突っ込んだ状態になってしまってお亡くなりになったことがあるので、頭が角にはまり込まないように気を付けていないといけない。
卵を採りたいという場合、オスとメスに分けておく。
一緒にしておくと勝手に交尾をしてしまう。
羽化してから蛾尿ってのをするのだけれども、蛾尿をする前に交尾をすると卵の数が少なくなるって話だけれども、見た感じそうでもなさそうだけれども、一応蛾尿をさせてからにしている。
蛹のオスとメスの判別は未だに完全にできないが、一応目安はある。
メスの方が卵を大量に抱えているのでデカいし腹がでっぷりとした感じ。
でっぷりとしたケツの先はちょっととんがった感じ。
オスの方が小さめでほっそりした感じ。
ケツの先はとんがっていない。
目のいい人は肉眼でいいんだろうけど、私はよく見えないのでスマートフォンで拡大して確認してみた。
それでも一匹誤認してしまったけれども。
羽化が近づくと目の部分が黒くなってくる。
で、干からびたみたいな雰囲気になってくる。
写真の右側はまだ羽化まで日数があるヤツで、左はもうすぐ羽化するヤツ。
見た目がこのように変わってくるので、毎日見ていると「これはもうそろそろだな」みたいな判断がつく。