サンタクロースの存在
このテキストはマガジン「もっと つまらない話リターンズ」の中に含めましたが、初出はマガジン「短くてつまらない話」です。
「noteで小説オムニバス Advent Calendar 2020」というアドベントカレンダー企画に小説を書きたいところでしたが、どうしてもいい感じに話がまとまらないので、ノンフィクションでお送りします。
多分幼稚園に行っているぐらいの歳の頃のことだったかと思います。
アホな私にも「クリスマス」という行事が存在することと「サンタクロース」とやらがプレゼントをくれるらしいということが理解できるようになりました。
それと時期を同じくして兄は、サンタクロースが実在せずプレゼントは親が用意するということを私に告げました。
つまり、私には「サンタクロースの存在を信じていた時期」というものが存在しないわけです。
そのことに対して別段兄のことを恨んでいたりはしません。
いじめまくられたり、そのせいで大きな傷が残ってしまったことは恨んでいますが。
ただ「サンタクロースを信じている状態ってどんな気持ちなんだろう?」と思ってみたりします。
考えたところで、私には一生わからないことではありますが。
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