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ダイビングと私①

もともと子供のころから水泳が苦手な私。
でも海に行くのは大好きで、お風呂も大好き。
水でぷかぷかするのは大好きだけど泳ぐのはとっても苦手。
小さい頃スイミングスクールにも通ってた覚えはうっすらあるが、同じ年ごろの意地悪な女の子に水中の赤い台からよく落とされて泣かされてた気が。スクールも小学生に上がる前にやめてそこから大の水泳嫌いに。
小学校の水泳の授業が嫌で嫌で、サボるために水泳の出席票みたいなのによく欠席のハンコを押して叱られたっけ。頭痛、腹痛が定番のローテーション。
どんなに一生懸命泳いでも全然前に進まなかった。タイムも遅い。泳げるのはクロールと平泳ぎだけ。と言っても平泳ぎは足では全く進まず推進力は手でかくのみ。クロールに至っては息継ぎする振りをして、いつも一息で25m泳いでたっけ。小学生のころから25mなら楽勝で息は持つんだけど、50m泳ぐときとかはもう大変。タッチターンのとき先生は休憩するなと言うけれど、こっちは息してないんだから疲れたふりして息吸いまくり。あの時息継ぎしてないの小6まではバレてなかったな。たぶん。

そんな私がダイビングに出会ったのは18歳のとき。
海が好き → 水族館で働く → 専門学校 と安易な考えで進路を早々に決めドキドキワクワクしながら新学期を迎えると、時間割を見て絶望。スクーバダイビングが必須科目になっている。泳げない身からしたら拷問以外の何物でもない。何とかして逃れる術がないか考えるも、就職にも必須らしく絶望感のなかしぶしぶ覚悟を決める。
まずはプールで初めての講習を行うが、ふたを開けてみれば快適そのもの。息継ぎの必要ないし、ぐんぐん進むし、道具を使いこなすことが出来れば水泳なんて出来なくても無問題!始まる前のあの不安と緊張がアホらしい。あの寝れなかった時間を返せ!
プール講習自体は一瞬で終わりを迎え、はじめての泊まりでの校外実習に胸を踊らせながら海洋実習を迎えるのだった。

②へ続く

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