こまった時にこまったと言える誰かがいてくれたら。
当たり前やん。
そう言えるのは
こまったと言える
誰かがいてくれる人やね。
今の私の仕事は
生活困窮者自立相談支援機関の
相談支援員。
ナニソレ?
めっちゃわかりやすく言うと
あなたの住んでる市町村に
原則ひとつづつある機関で
その市町村に住んでる人の
困りごとや心配ごとをお聴きして
一緒にその人の望む解決方法を考えたり
活用できる制度や専門機関に
お繋ぎしたりするのがお仕事。
困りごとや心配ごとは人それぞれ。
お金・おうち・家族・病気・仕事などなど。
そんなの
夫婦や恋人・兄弟や
家族や親戚・友だちに相談したら?
近しいひとだからこそ
言えないこともある。
相談できる人が
一人もいない人もいる。
自業自得。
自己責任。
そんな四字熟語を
言われちゃいそうだけど
ほんとにそうかな?
自分がその立場だったらどうだろ?
今は違っても
いつかその立場になるかもしれん。
私はこまったと
誰にも言えなかった時がある。
今は言える。
仲間もいるけど
仲間がいなくても
こまったと言える場所を知ってる。
息子と娘も
困ったときにこまったと言えなかった。
生きるのがツラいと泣いたり
ぶつかりあった日もあった。
私が生きてるうちは
そんな気持ちも聞いてあげられるけど
いなくなったら?
生きててもしかたないなんて
思って欲しくはないよな。
人生そんなに悪くない。
この社会は
そんなに捨てたもんやない。
そう思ってくれたらな。
そんな思いで
いつかの私みたいに
こまったと言える誰かのいない
相談者さんに日々向き合う。
困りごとも人それぞれ。
心配ごとも人それぞれ。
本人やなくて
まわりの人がこまってたり
心配してたりなんてこともよくある。
解決出来ることもあれば
解決なんてできないこともよくある。
そんな時は
一緒にこまり続ける。
こまり続ける状態に
とことん伴走する。
その人それぞれの答えと
解決方法を決めるのは
その人自身やから
その時までとことん付き合う。
それがうちらの仕事やから。
2024.04.30.Tue.