僕の音が消えてから
ある朝僕の音が消えた。
これで何回目なんだろう…とか考えてたけど、そんな暇はない。
とりあえず、出勤がむずかしいということでマネージャーに連絡した。
オープニングで入ってしまってるので連絡は朝の5時過ぎ。
マネージャーごめん。
声が出なくなったのは11月13日の朝。
きっといつものやつだと慌てることはない。
「心因性失声症」これなんだろうなぁ。
して、何が原因でどんなことがストレスだったのか僕には皆目見当もつかないので考えることを放棄。
これで何が一番困るかって、生活資金を得るための仕事をなくすということ。
僕がしている仕事はカフェでの接客業。
しかもトレーナーなので、声を出すことは必須。
んー…。
マネージャーと店長からは、できる仕事だけしてくれればいいんだよって言ってくれてる。
ドリンク、フード、掃除。
声を出すこと以外でやれたらって言ってくれた。
そう言ってくれる人がいるのはありがたい。
ただ、僕の頭をよぎるのは前職での出来事。
そんな簡単にいかないんだ。
皆最初は「いいよ」とか「できることしてくれるだけで全然違う」とか快くしてくれるけど、それがずっと続くかといわれると難しいのが仕事場。
次第にできることが普通に戻って行って、できないことに不満が募る。
二週間が限度だ。
日々の不満や、求めることへの想いがたくさんになり矛先はこちらに来る。
それが怖い。
飲食だったら尚更だ。
だから僕は断った。
今まで仕事ができるから、人当たりが良いからという理由だけでよくしてもらえていただけで、手のひらを返したかのように変わってしまうその瞬間にあいたくなかった。
はてさて、どうしようかな。
仕事は何ができるのかな。
色々応募するも、電話対応ができないというと不採用にされてしまう。
早く見つけなければと色々動くもなかなかうまくいかず。
今日も今日とて求人漁っている…。
サブ的に絵画モデルをしているけど、これ一本では生計は立てられない。
焦りますね…。
と、ただのつぶやきでした。