ゲームプロット(考案途中②)
【ゲームの流れ+ストーリー】
プロローグ
➡この世界は人やモノ、世界までもがガラスでできている。
***年前までは触れれば感じられた温かさや柔らかさは消え、いつからかどれも冷たさと硬い石そのものを感じさせるようになってしまった。
生まれてから死ぬまで、生涯をガラスのような世界で過ごす。
なぜこんな世界になってしまったのか。
それはこの世界を創造した精霊王「 」が怒り、悲しみ、世界を諦めてしまったことによって生じたバグの様なものである。
創造主である精霊王は、何年もの長い間見守ってきた人間という生物の進化を見届けてきたが、「壊す」ことに対しての躊躇のなさに心底悲しんだそうだ。
それ故に、精霊王は目に視えないモノは視えるようにしてしまえばいいと考えた。
例えば心に傷やストレスを抱えたのならガラスの体に綻びが生まれるように。
思いとは裏腹に我慢してしまったり押し殺してしまったりしたのなら色は淀むように。
精霊王はそうして創り変えていった。
しかし、精霊王は「壊れる」ことと「なおす」ことの割合を大きく偏らせてしまった。
それは、精霊王自身の気持ちが大きく作用してしまったことによるバグであり、「壊れた」モノは元の通りに「なおる」ことは絶対にないという思いを解ってほしかったのだ。
どんなに見た目がなおったように見えたとしても、それは、補完されたものにすぎないのだと。
そのため、補完できるとはいえ長くはもたせることができない、そういう世界になった。
キラキラと透き通ったステンドグラスの様なガラスから空気を含んだようなガラス、不透明なガラスまで様々で、個性が出ていて煌めいているようにも思える。
その中で極稀に***年前にいた温かみのある肌を持つ人が生まれることがある。その肌を持った人はこの世界の視え方が少し違っていると伝えられている。実際に、この世界になってから言い伝えのような人物は現れたという話は夢物語のような御伽噺のような、空想でしか伝えられておらず、実在したことを知っている人はいないに等しかった。
本編(第一章あたりかなあ)
➡そんなある年のこと、***年前以来となる肌を持つ子どもが生まれた。
異例のこととなり、生かすか隠すか、存在そのものを消すかと街で騒ぎになる。
育て方や、与えるもの、環境がこの子どもにどう作用するのか…。
今までにない人種として生まれたこの生き物に、今の世界は恐怖でいっぱいになっていたのだ。
「わからないモノ」「知らないモノ」に恐怖心が生まれてしまうのは自然であることだ。
しかしそれをそのままにしてしまえば今までと同じである。
それと同時に何か子ども自身にしか視えていない、キラキラとしたものに気が付く。
またそれも、畏怖にしかならないのか、興味となるのか、この小さき命がこの世界を大きく変える鍵となる。
肌を持った子ども「 」は、街の奥で住人とともに暮らしていた。
しかし、知る人を制限しようと街の外へは行かせてもらえなかった。
そんな状況でも「 」は、笑顔を絶やさず文句の一つも言わずに行動に移し自身のすべきことを探してはひたすら一生懸命に取り組んでいたのだ。
成長するにつれて「 」自身の中に秘密にしていることが増えていったが、肌の違いからこれ以上の心配や不安はかけられまいと黙ってしまっていた。
キラキラと光る小さな精霊のようなモノたち、ガラスのモノたちの黒い靄、そして、大きな光が街の外から差し込んでいることに気付く。
一番驚いたのは5回目の春を迎えたある日の出来事だ。
いつものように作業をしていると声が聴こえるのだ。
『誰か…この声が届くモノよ…我を…我の話に…この世界に…耳を傾けなさい…』
それからというもの何度か聴こえてくるようになり、「 」はどのくらいの間隔で来るのか数えることにした。
そして20日に一度必ず聴こえてくることがわかった。
「 」はいつものように誰かからの声を聴いていた。
しかし、いつもと内容が違ったのだ。
『・・・・・・・…・・…、・・・・・・・…!!!!』
「 」は聴いたとたんに、恐怖した。
そして、決断を迫られたのだ。
この世界を***年前の様な温かな世界に戻すことを。
本編(第二章あたり)
➡「 」が両親と街の長を納得させ旅に出る。
自身にしかできないこと、聴こえてくる声がとても悲しそうに、助けを求めていることを。
【大まかな設定的なやつ】
➡「 」は精霊王の話を聴き世界をもとの世界に戻すため旅に出ることを決意する。
街を一つ出るごとに精霊王からメッセージが届く。
「 」は世界の欠片や世界の綻びを集めながら旅をする。
街ごとに決められた個数を集め世界の欠片で展開していく。
世界の綻びを集めることで人やモノをなおしていく。
旅の途中で見つかる精霊からの贈り物は、旅で出会っていく精霊たちに贈るためのもので、贈ることで何か幸せなことが起こるとか。
ちなみに、精霊たちは各街ごとに5人ずついる。
精霊王から命を受け、何年もの間見守るために街に住んでいる。
中には、賑わっている街もあれば、廃れてしまった町、孤独になった街いろいろな街があり、その街ごとの特色によって精霊たちの特徴も変わってくるようだ。