第10話 社会人になったものの、中々仕事を覚えられずバカにされる【会社員時代①】
こんにちは。ライトコピーライターの海島たくやです。
今回は、音楽の道を完全にあきらめ、就職をして体験した出来事をお伝えしてまいります。
ミュージシャンを諦めた私は、すぐにスーツとネクタイを用意しました。
着慣れないちゃんとした服装に、とても違和感がありました。
しかも、当時あまりお金もなかったので、格安のスーツです。
「よっしゃ!これからは、ちゃんとした社会人として、バリバリ働いていこう!」と気持ちを切り替えました。
そして、ハローワークで紹介された企業の面接にいき、なんと一発で合格できたのです。
それは、一般企業の事務職でした。
当然、調子に乗っていた私。
「なんだ、社会人になるなんて、対したことないじゃん。余裕だったじゃん」と甘く見ていました。
今から見たら、本当にバカ丸出しの甘ちゃんだったのです。
いざ就職して、人生を改めてスタートできると思っていました。しかし、それはとんでもなく違っていたのです。
東京でのサラリーマン生活はとても厳しく、とにかく「即戦力」が求められていました。
自分よりも5歳以上年下の上司に、「30歳以上にもなって、電話やメモの全然だめじゃん!」といつもバカにされていました。
30歳にもなった男が、社会人として何の役にも立たたない、いるだけで邪魔な存在でした。
必死で色んな仕事をおぼえるも、どこか気が抜けていてミスを連発。
わからないことを何度も周りに聞いたりして、同僚にも呆れられていました。
なんとか最低限の仕事ができるようになってきた時期に、さらに信じられないことが起こり始めるのです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。