生きざまと死にざまを思うお正月
ほんとは今の時間、逃げ恥スペシャルを見る予定だったのだが、子どもの切望で2日連続のアナ雪を見る事になった。アナ雪は素晴らしい作品だか、さすがに飽きるのでnoteでも書こうと思う。ああ、平匡さん。。
年末に本屋に行って目に止まった「生き物の死にざま」という本を、お正月のご飯やテレビや家事の合間に読んでいる。
毎年正月は、夫の仕事が2日ほど入るのでその日を避けて、短期で帰省したり旅行したりバタバタ過ごすので、近くの仕出し料理屋さんで頼んだおせちを食べて家でゆっくり過ごして、読書ができるのも悪くないように思う。
「生き物の死にざま」は生物学者の著者が、色んな動物や虫の厳しい出産や子育ての様子、その死に方について書いている。ざんねんないきもの図鑑のシリアス版といった感じ。
決して明るい話じゃないけど、生物学者の方が書いているからという事もあってか、情緒的すぎる感じもなく、テーマの割には読みやすい。
たとえば今、干支でもてはやされている牛は、経済動物と呼ばれ、肉や牛乳を得るために、効率的なカロリーの高い餌を与え、牛舎の中で効率的に育てられ、出産させられ乳を取られ殺されて肉になる。その肉すら売れ残り、食べられないまま廃棄されるものも多い。もちろん肉食や農家を否定してるわけじゃないし、牛肉や乳製品を摂らない、残さないとかでどうにかなる問題でもない。
ただ、そういう事実、そうやって生きて生涯を終える生き物がいるという事を書いてある。
死にざまについて考える事は、その生き物の生きざまについて考える事のように思う。死について考えると言うと、何か縁起が悪い事とか、または宗教的な高尚な事のように一般的に思われるけど、生きてる限りいつか死はあるのだから、生に続いたもの、もっとカジュアルに考えていいもののように私は思う。
そう思っていたら、いつも私が読んでいるnoteでそういう事を書いている方がいて、おぉっとなった。自分で考えてる事にアンテナが働くからか、それともいわゆる"引き寄せ"なのかは分からないけど、そういう巡り合いが度々あって面白いなと思う。
この世界にいるものは、人も動物も虫もみんな生きている。色んな生きもの生きざまや死にざまを知る事は悪くないかなと思った2021年初春。