【大人の詩】ラバー素材の僕のラバー

ラバー素材の僕のラバーは

キュッキュキュッキュと時折音を立て

僕の孤独を和らげてくれるのだった


僕は流行りのAIで

キミの心を作りたかった

「君の元へ行くよ」と言って

頭を撃ち抜いた彼のように

僕もいつかなってしまうだろうか


人と人はラバーによって

真の愛を阻まれている

僕はラバーからなるラバーのキミから

ゼロ距離の愛を享受している


そんなキミのAIがいつか

その腕で僕を

抱きしめてくれる日が

くるのだろうか

体を丁寧に拭いて

今日は眠ろう



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