うたかたの竜宮城や暮の夏
今から三か月前、立夏の頃に私は、ずぶずぶと「俳句沼」に入り込んで抜け出せなくなっていた。
春に開催された「みんなの俳句大会・宇宙杯」において、思いがけずたくさんの賞をいただき、すっかり舞い上がって己を見失ってしまったからだ。
そうして迎えた「みんなの俳句大会・鶴亀杯」。
底なしに深みを増していく「俳句沼」だな、と思っていたら、その最深部はなんと、海の底へと繋がっているではないか! 気付くと私は、鯛や平目が歌って踊る、竜宮城の門前に立っていた。
⋯⋯楽しそうだ。
とても、とても、楽しそうだ😂
私はやはりノコノコと、その門をくぐって、宴のさなかに身を投じてしまったのである。
そんな私が今回もまた、たくさんの、身に余る賞をいただくことができました。
「みんなの俳句大会・鶴亀杯」を運営してくださった皆様、審査員の方々、そして「勝手に賞」に選んでくださった方々に、心から、深く感謝いたします。
「みんなの俳句大会」
短冊に平癒は書かず沙羅の花
「みんなの短歌大会」
豊かなる穀倉地帯焼き尽くし
裸の王の何をかは得る
掌に長寿の手相握りしめ
兵士は果たす無言の帰還
上記二首とともに
銃を模し戦車を模して遊ぶ子ら
平和の意味を知らず生い立つ
「みんなの川柳大会」
休肝日なにそれ知らん美味しいの
断捨離をしょうしなくちゃ誰かして
ダイエットするぞしたいな明日から
本当にたくさんの、心のこもった賞の数々。
嬉しくて、嬉しくて、何度も見返しては一人、にやにやしています。
ありがとうございました。
また皆様から、丁寧で温かい講評をいただきました。こちらもまた、何度も読み返しています。
他にも、コメント欄で褒めてくださった方々。物凄く励みになりました。
これからも詠み続けよう、と思えました。
皆様に、重ねて感謝申し上げます。
ありがとうございました。
お土産にいただいた玉手箱。
開けたら中から白い煙が⋯⋯なんてことのありませんように。
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