ジガ戦記〜自我との戦い〜

最近作業中やシャワー中に動画をかけるのが癖になっている。音楽にすればいいのだけれど、この隔離生活で人の声に飢えているのかもしれない。youtubeだと広告が入るのが鬱陶しくなり、netflixでテラハをかけることにした。

以前から友達に勧められていた、ハワイ編と一番最近の東京編を見終わって、結局夢中になった。そして今、一番始めのシーズンを軽い気持ちで見初めた。登場人物は全て実在の一般人だが、プロサーファー、芸大生、モデル、アイドル、消防士志望、小説家志望とそれぞれに夢を持っている２０代６名。テラスハウスで共同生活を始めるにあたり、お互いに自己紹介し合い、それぞれがどんな人物なのか見え始める。その光景を見ながら、自分の若い頃の記憶が鮮烈に蘇った。

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いつの頃からか、海外に漠然とした憧れがあった。一番最初のきっかけは、Eチャレ（ベネッセのチャレンジの英語通信教育）だった。私は３人兄弟の末っ子に生まれた。年の離れた兄と姉がまだ小さい頃は父の仕事も安定しておらず、習い事も思うようにさせてやれなかったと悔やんでいた母は、事あるごとに私に習い事をしたかったら母さん何でもやらせてやるからね、と繰り返していた。