見出し画像

夢の再確認を、した日

こんにちは。
介護者お悩みカウンセラーの海音です。

皆さんには、夢はありますか?
私には、長らく夢といえるものがありませんでした。
最近できた新しい夢は、挑戦するのは簡単だけど、続けるのは難しい、そんな夢。

ひょんなことから、その夢を、改めて確認することになりました。

夢は、どこから

私がその夢を持ったのは、本当にごく最近。
厳密にいえば、はっきりとしたのが最近です。

その夢が何かは秘密ですが、経緯のお話を。

その夢に出会ったのは、恩人との出会いがきっかけでした。

その人と出会ったのは、在宅介護が始まって2年目のことでした。記録によれば、8月に初めて会ったそうです。

恩人なのに、初めて出会ったときは印象が強くなかったので、記録を見て"だそうです"としか言えないのは、面白い話です。

その人とは、介護にかかわることを通して出会うことになりました。人と深くかかわるのが苦手な私は、初めのころ、その人と必要最低限の関わりしか持つ気がありませんでした。

しかしある日、私の心に「変わりたい」という気持ちがぽっと出てきて、その人に相談しようと思いました。

「寂しいんです」

冷静に思っていたことを伝えるつもりだったのに、口を突いて出たのは、まさかの言葉でした。

当時、半端な年齢のケアラーだった私は、同年代で同じような境遇に人が非常に少ないことはわかっていました。特別、同じ境遇を分かり合いたいと
か、仲良くしたいとかを考えていたわけではありません。

そんなことを言ってもわかりあえない、しょうがないと、無理やり気持ちを抑え込んでいたのが、不思議なことに、その人の前ではつかえがとれたのです。

それから、恩人が、介護で手いっぱいの私を、忍耐強く、支えてくれたのです。時には八つ当たりのような態度をとってしまうこともありました。必要な会話以外は答えなかったりと、今考えるとだいぶ失礼なことをしていた日も。

でも、その人は、ずっとそばにいて、必要なときに、優しく支えてくれた

私のことを、しっかりと見て、気にかけてくれている。頼ってと言ってくれる。その気持ちが、とても嬉しかった。どこか、楽になった。そして、あれだけ寂しかった気持ちが嘘みたいに、なくなった。

その人の、愛に気が付いてから、心を開いてから、周りが以前と様変わりしました

そこから、夢を持つようになったのです。

その恩人とは、突然会えなくなってしまい、今は共通の知人伝いに様子を知ることしかできません。

いつか、その人に再会したとき、「あの時の、あなたのおかげです」と、胸を張って言える人間になっていたい、なんて思っています。

夢を抱いて、進もう

その夢が叶うかどうかは、誰にもわかりません。

強く思えば、とか、すぐに行動すれば、とか、いろいろな意見があると思います。

が。

夢が必ず叶わなくてはいけない、なんてことはない。
叶わないのが悪い、なんてこともない。

ましてや、

叶えないのが悪い、なんてこともない。
介護だと甘えた言い訳をしてはいけない、なんてことはない。

自由で、いいんです。

必死に追い求めると、疲れます。
疲れては、本末転倒なんです。

だったら、自分にできる努力を続けつつ、叶うかどうかを楽しみにしながら、進んでいくほうが面白そう

そう思ったから、恩人が気づかせてくれた夢を、少しずつ、大切に育てていこうと思っています。

あなたには、夢がありますか?
もしあるのなら、一緒に叶えていきましょう。
もしないのなら、一緒に生きていきましょう。
一緒に見たなら、何かが見つかるかもしれません。

まずは、あなたがあなたを大切にしていきましょう。
いつか、わかる時が来るのを、楽しみにしながら。

気が付く前の自分にも、今ならそういう風に、声をかけてあげたいものです。

あなたとあなたの大切な人に、多くの幸せがありますように。

介護者お悩みカウンセラー
海音

いいなと思ったら応援しよう!