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10年のスマホ断ちとクリエイティビティの変遷、うどん2024/08/03

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▼エッセイをまとめている過程で、自分が10年間スマホを持っていなかったことに気づいた。2012年にスマホをやめてから10年近く、スマホを持っていなかった。2022年に東京に戻ってきてから、やっぱり不便すぎてスマホを持つようになったけれど、それ以前のことが思い出せない。どうなってるんだ。

スマホを持っていなかった10年間、ぼくはほとんど熊本にいた。その間は穏やかな日々であったけれど、創作は停滞していた。旧式の携帯でメモをしたり電話を取ったりしていたけれど、やっぱり創作力は全く上がっていなかった気がするのだ。

スマホを持ってからは創作に関する力が上がっている気がする。熊本にいた6年間、あのときもスマホがあったらだいぶ違ったのかもしれぬ。
やはりあの時持ってたほうがよかったのか。なぜ持たなかったのだろうか。たまに東京の友人と連絡をとるくらいで、あのころは人間関係がほとんど断たれていた気がする。自分は他人とコミュニケーション取ることでドライブされていくタイプらしい。

起きてひたすら原稿整理をする。意外と多い。1000枚を半分にする。これは構成が難しい。文字と戯れることに慣れてくる。こういう小さなことを毎日続けることが大事だ。今日は客人がくるので、献立を考える。

家に帰ってさっそく料理。まずは低温調理のチキンをセットする。ポテサラを作るためにポテトを茹でる。このポテサラにはコツがあって、カリカリのベーコンとシャキシャキしたコーンを入れると食感がおもしろい。後はうどんとサーモンのカルパッチョを作る。

O先生、Fさん、キュレーターの平松洋さん来訪。
平松さんとは10年ぶりくらいだ。彼と初めて会ったのはおそらく2000年頃だったと思う。もう20年以上になるのか。東京に来てから会った人の中でも屈指の博覧強記かつおもしろい人で、美術評論家でキュレーター、ゴシック小説などに詳しい。当時はいろいろな知識を吸収させてもらった。20年経っても変わっていない。

食事をして終わり、平松さんと杉並区と教育委員会との戦いの話が永遠に続く。

夜はエッセイの直しをする。

つづく


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試験的にやってみます。ひみつの日記とおなじなのでどっちに入ってもOK。 月10回くらい記事が更新され…

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