4月14日 お泊まりデート(11)
彼は午前中から午後までの用事を済ませ、超混雑している中お迎えに来てくれた。
私は仕事帰りの汗だく老眼鏡リュック姿は見られなくないな、と思っていたが、もう来てた。笑笑
しっかり見られちまった。恥ずかしい。
汗だく姿でいい、と言われたが、シャワーで髪を洗い、汗を流し着替えて薄化粧して、ものの20分で家を出た。
翌日のお昼あたりからまた続きの用があり朝になったら帰らなくてはならない。
ほんの15時間ほど。
有意義に過ごさなくては。
信じるって難しいと書いてきた。
目を瞑ることとは違う、とも。
彼からしても同じなんだろう。
ホテルは隣の市のラブホ。
そのまた反対の市の温泉旅館みたいなのにしようかと思ったけど、部屋にお風呂無いし、声が漏れる。笑笑
2人で笑いながら話をする。
こうやって自分が素のままいられるのはとてもいい。強がった私、武装した私で過ごさなくていい。えへへへって笑いながらくっついたりできて、甘えられる自分を取り戻しつつある。
心も身体も曝け出すことはとても勇気がいった。
恥ずかしいことではないよ、自然のことなんだよ、と言ってくれて認めてもらえることがどんなに幸せなことか。
前妻という表現は後妻がいるってことになるんだよ、普通は元妻って言うよと伝えた。
その後妻に当たる人が(写真の中に写ってる)犬を飼っていたその人でしょ?いっしょに暮らしてたんでしょ?と聞いた。
籍は入れてなかったらしいが、何年か暮らしたのでしょう。これをラインでやり取りすると、私の言葉は責めているようになるし、売言葉買言葉になってしまうだろう。
そのために時間のあるデートがしたかった。
私は彼がそうなんだ、とただ認めてくれたらそれで良かった。
離婚後何もなく誰にも愛されずに過ごしている人より、彼がひとりぼっちではなかったことが嬉しかった。
こんな可愛くて愛しい人が一人でなくてよかった。
布団の中であれやこれや話しながら笑いながらけっきょく4時くらいまで眠れずにいた。
LINEだけでは話し足りなかったから有意義なデートだった。
これから先、いろんな面を見ることになる。俺、優しくないから、と言うので、優しくしてね、とにっこり言ったら笑ってた。
続く
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