マツケンサンバ
マツケンサンバといえば誰もが知っている国民的ダンスである。忘年会やイベントの余興でやると大ウケで、マツケンをやると話をしただけでウケるのである。そんなマツケンサンバを夏祭りで私が踊ることになり、目下大特訓中なのだ。 運営している子ども食堂&よさこいチームの発表の場として出場することになったのである。
よさこいなのになぜサンバと思うかもしれないが、それはそれとして、練習すればできるとたかをくくっていた私だが、サンバのリズムとステップを覚えるだけでも大変である。YouTubeを見ながらマツケンサンバのステップを覚えようとするのだが、これがなかなか覚えられない。
真島茂樹さんの振り付けを見て練習しているけれど、早すぎてよくわからん! スローにしてみてもなんだかよくわからん!それもそのはず、「右左右 左右左」と解説しているステップは、足を互い違いに動かす際の拍数が異なり、たとえば右足3拍、左足に移って1拍、右に戻って4拍というチョー複雑なもの。 私がやるとそれだけで笑いは取れるかもしれない。リズムにのれず、テンポは遅れ、足はもつれ、息切れするけれども、団体の代表である家内のスパルタ指導のもと練習を重ねているのだ。「もっと笑顔!」「足元見ないでお客さんの方をむくのよっ!」「ステップと振りがワンパターンで単調 工夫して!」と振付師&プロデューサー能力大発揮である。おかげで朝目が覚めてから1日中オーレーオーレー マツケンサンバァ―♪と頭の中で流れている。
だが私も、何としてでも会場を沸かせたい。腹を抱えて笑ったり、恥ずかしさを忘れて一緒におどったり、そういう熱気がお祭りということに限らずいま必要に思う。
そして私の野望は、運営している子ども食堂と無料塾の子どもたちと一緒にあのキラキラの衣装を着て踊ることなのだ。子どもたち一人ひとりの顔と踊っている姿が目に浮かぶようである。
夏祭りには子ども食堂や無料塾の子どもたちが来るはずである。「ジュクチョー おごって」とねだられるたびに屋台でいろんなものを買っちゃうんだろうな。 子どもたち、待っててね。
オーレーオーレー マツケンサンバァ―♪ オーレイッ!