目指せ英文力アップ!ingを使った文章の書き方
あなたは英語の文章を上手に書けるようになりたいですか?
英語には、"ing"を使った文章表現が多くあります。それを使いこなすことで、あなたの英文がとても豊かになるのです。
今回は前回のブログに続き、ダングリングと呼ばれるing表現を解説します。
前回のブログはこちら:
主語が省略されるing表現=ダングリング
まず、この例文を見てください:
Traveling across the US continent, Yuji got acquainted with many locals.
これは、","の前の文章で接続詞と主語が省略された形です。書き直すと以下のようになります:
While Yuji traveled across the US continent, he got acquainted with many locals.
つまり、接続詞である"While"と主語の"Yuji"が省略されているのです。接続詞と主語を省略し、動詞にingをつけています。
このような主語を省略したing表現をダングリングと呼びます。
ダングリングには他にも多くのパターンがある
接続詞と主語、もしくは主語を省略し、動詞にingを付けるのがダングリングです。従って、上の例文以外にも様々なパターンがあります。
By studying very hard, Yuriko scored 107 on the TOEFL.
ここでは、前半の"study"の主語はYurikoです。その主語を省略し、"By studying"としています。
ダングリングでは主語を明確に
ダングリングで主語を省略した場合、","以降の文章では主語を明確にしてください。
主語を省略することで曖昧さが生まれるため、それを補うのです。ここでは後半の文章を「主節」と呼びます。
主節で主語を明確にしなければ、文章全体がぼやけてしまいます。そして、その場合の主語にはhe/ she/ itなどの代名詞は使用できません。
以下の例文を見てみましょう:
Running down the street, the car almost hit me.
この文章は誤りです。どこが間違っているかわかりますか?
まさに主語が間違っているのです。正しくは以下のようになります:
Running down the street, I was almost hit by the car.
実は"running"の主語は私なのです。それが上の例文では主語がthe carとなっており、間違いとなります。
このように、ダングリングでは主節の主語を明確にすることに気をつけてください。それによって、主語が省略されることによる曖昧さを補うのです。
GMATで出てくるダングリング
私はダングリングをGMATの勉強をしているときに覚えました。学校の英語の授業では出てきません。
GMATとはMBA留学をする際に必要な筆記試験です。
GMATではSentence correctionという科目があります。ネイティブでさえ間違える文法を正す問題です。
ダングリングはその中でも最重要問題の一つでした。それだけ一般的なものなのです。
従って、ダングリングを覚えることで多くの英語の文章が一気に理解できるようになります。
ぜひダングリングを覚えて英文を読んでみてください。
結論
ダングリングでは前半の文章で主語が省略されます。そして、動詞にingがつくのです。
その場合、主節では省略された主語が最初にきます。また、その主語にheやsheなどの代名詞は使うことができません。
ぜひダングリングを覚えてあなたの英語の文章力を高めてください!
それによって、より豊かでネイティブに近い英文が書けるようになります。
今回のブログがあなたの英文力の上達に役立つことをお祈りします。