自分のための時間づくり。
母が足を怪我してから一月半が経ちました。
おかげさまで、足の痛みも大分緩和し
スタスタと今までのように
軽快に歩けるように。
「松葉杖がないと歩けない!」
「痛くて歩くのが怖い」
そんな母が、嘘のようです。
母の介護も、今は歩いては行けない
遠い距離の外出に車で送り迎えのみとなりました。
今まで母に費やしてきた時間がふと空き。
介護疲れも大分癒されてきたからでしょうか。
兼ねてより「やろう!」と思っていた
筆ペンを使って書く「ゆる文字」の練習を始めました。
筆ペン一本で強弱などつけながら
まるでアートのような文字。
たくさんの色を使わず黒一色でも
豐かな世界観を生み出すこの技法に
こころが惹かれました。
お手本はこちら。
最近購入した水晶の粉末いり白檀香をたき
「時間ができたら練習しよう!」
とせっせとためておいた裏紙を使い
ゆる文字を書いていると
まるで写経をしているかのように
こころが落ち着いて
ゆったりとした気持ちに…。
硬筆とは違う
筆のやわらかさは
文字を書き進めるたびに
気持ちまでやわらかくしてくれるのでしょうか。
久しぶりの自分のための時間。
こうした今までしたかったことをすることで
仕事や介護で疲れ
すり減ってしまったこころを回復させてくれます。
誰かのためにエネルギーを使うほどに
そのぶん自分のためにエネルギーを注ぐことは
大切だと感じました。
介護はいつからいつまですれば終わり…
というものではなく
先の見えないものだから
だからこそ自分を労わることで
自分を壊すことなく
介護を続けてゆけるのだと思います。