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和紙のもつ魅力

日本古来より育まれてきた和紙。
この文化がなければ
文字や
記憶
芸術を後世に伝承することは
不可能だったことでしょう。

先日
新潟県柏崎市から山側に位置する高柳町萩ノ島集落にある
高柳町で作られた和紙をふんだんに使用した「陽の楽家」に行ってきました。

設計は国立競技場を手掛けた隅研吾氏。


日本の古き良きふるさとを思いださせる
瓦葺き屋根の家をリノベーションし
屋内は地元の和紙を使った空間になっています。


和紙を通して降り注ぐ太陽のひかりは
とてもやわらかで
あたたかみがあります。

こちらは土・日・祝日cafeとして営業されており
誰もがこのあたたかで優しい空間で
手作りのドリンクやスイーツを楽しむことができます。

酒粕を使用したチーズケーキと梅ソーダ

和紙の魅力を最大限にいかした空間は
落ち着きがあり
ほっとからだがゆるむ感覚になります。
自然の恵により整えられた空間だからでしょうか。

こうした場所に身をおくことで
普段のデジタルに囲まれた状態から
ひと本来のアナログな感覚に戻れる…
そんな気がしています。

和紙に書かれた高柳町の案内

また筆を使い
和紙に文字をしたためる時
筆のやわらかな弾力を感じ
和紙を使うことにより
筆と和紙の摩擦による
筆ごしに伝わってくる感覚もまた
心地よいものです。

和紙という紙一枚に
自然と
柔軟さと
たおやかさを感じます。
そしてそれこそが長年育まれてきた
日本古来からの文化の魅力でもあると思います。

この和紙の魅力に取り憑かれ
最近手紙など書く時は
和紙の便箋を選ぶようになりました。
はなやかな装飾はありませんが
和紙そのものの植物のいのちと
和紙を作られる職人さんたちの思いが
シンプルであるからこそ
より伝わり
温もりが感じられる。
そのぬくもりを届けたいという思いもあります。

ここはそんな和紙の魅力とともに
五感で味わい楽しめるcafeでした。

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