保護犬
「保護犬」
その名の通り、保護された犬のこと
では「保護」されなければならなかった事情ってなんなのでしょう。
うちにいる、もと「保護犬」は兄弟犬4頭とともに
山の中に遺棄されていたのを保健所が収容し、
その後、とある動物保護団体が引き取りました。
うちの子の場合は「遺棄」されていたのです。
その保護団体で、スタッフとボランティアが
食事を与え、散歩をし、施設内での排せつ方法を教え、
シャンプーや爪切りをし、たくさんの気持ちを注ぎながら
トレーニングを重ねた結果、他の犬や人間と交流できるようになりました。
でも、今でも「怖がり」で「人見知り」、「犬見知り」です。
「保護犬」と暮らす前は、柴犬と16年半暮らしました。
その子を介護して見送って、3回忌を迎えたころ
今の子を保護団体から迎えたのです。
保護団体で自分自身が「ボランティア」として関わりながら
「この子」と決めた子でした。
暮らしてみて、前の柴犬とも、その前のミックス犬とも
ずいぶん違うことに気づかされました。
もちろん、個体差、と言ってしまえばそれまでなのですが
個体差というには、何かがちがう・・・
「保護」されるまでの、この子の身の上に起きたことが
きっと大きく影響してるんだろうな、と思うことがたくさんあるのです。
なんだか人間と似ている、と思うのは私だけでしょうか。
「保護犬」を通して社会が見えてくることがたくさんあるような気がしています。すこしずつ、それらについて書いていきたいと思っています。
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