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ドキッとする言葉たち9月24日版

講義のテキスト『ナースのための質的研究入門-研究方法から論文作成までー第2版』を読んでいたら、ドキッとする言葉や文章に出逢ったので、忘れないように書き留めておきます。

1 序文の<この本の使い方>に次の文言が。
「学生の皆さんは本書を最初から最後まで通して読む必要はありません」え?なんですって?ここだけは読みましょう、という箇所の提示と、選んだ研究方法に関する章を読めばいい、と。なんとも寛容な・・。さらに、どこかでも耳にした言葉が書き添えられていました。「皆さん、どうぞ研究を楽しんでください」う~ん。そう言われても・・・💦

2 第1章<質的研究の特質:発展と展望>より
「実際、質的研究者は、自分たちが非難している量的研究者と同じ道をたどっていることが多い(Darbyshire,1997).すなわち、ほかのアプローチを批判し、自分たち自身の見方を批判しないのだ.」
 
研究に限らない気がします。自戒。

3 第1章<質的研究の特質:発展と展望>より
私たちは,研究しようとする人々を『彼らが人間であるように』遇するべきである.そして彼らの言うことに耳を傾け、彼らのことをよく観察することによって,その経験や認識へ接近しようとすべきである.」
 心理臨床の営みと本質的に同じだと感じました。敬愛する心理臨床家のM先生もよく同じことを仰います。

突然ですが、わたしは、セルフイメージが「ウミガメ」なんです。前世はそうだったのかもしれないと思うほどです。(笑)水の中ではすいすい泳げるけど、陸ではゆっくりゆっくり。わたしにとって「研究」はおそらく「陸」の世界。マイペースで進んでいこうと思います。


 


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