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Week7 ナラティブを深く学ぶための「プレワーク」#1

こんばんは。ウミガメおばさんです。

大学院の課題がむずかしいのか、それとも担当の先生の課題の要求レベルが高いのか・・・。
今週Week7から質的研究の手法のひとつ「ナラティブ」を学ぶことになったのですが、「プレワーク」として以下の#1~3、3つの課題が出ました。

#1 このあいだになにがあった?
#2 このあいだになにがあった?
#3 なにがあった

#1と#2はそれぞれ2枚の写真を与えられています。左に1枚 右に1枚 間に白い空白のページが用意されています。そして、課題は「このあいだになにがあった?」です。つまり、左の写真と右の写真の間(時間的経過や順序)に何が起こって右の写真のような状態になっている(主要な出来事・特に因果関係)のか詳述せよ、というのが課題です。ナラティブを意識せよとの先生の言葉がくるくる頭の中を回ります。

#1の写真は、左側が帽子をかぶった男性と1頭の羊、右側が男性はいなくなっていて、毛をキレイに刈られた羊が1頭。#2の写真は、左側がお風呂の湯船におもちゃをたくさん浮かべた4~5歳の男の子、右側の写真は湯船に浮かべていたおもちゃがすべて湯船から外へ出てしまった場面で男の子の髪も左の写真に比べて逆立っていて、どこかびっくりしたような表情にみえます。

それぞれ、2枚の写真の間に何があったかを書け、というわけですが、なんだか、某知能テストの中のひとつの検査を思い出しました。検査であれば、時間経過(順序)の予測の正しさや、なぜその結果が生じているのかの原因を推測する力を求められているわけで、「正解」があります。先生は、来週に答え合わせをするとおっしゃっていたので、やはりプロット(筋書)に「正解」があるのでしょうか。それとも「ナラティブ」ということで、想像を膨らませて「お話」として書いてもよいのでしょうか。悩ましい。

#3は大きなひしがたと小さなのひし形がくっついた状態で左画面から右画面に向かって、動いていきます。その後を、別の大小のひしがたが追いかけるようについていきます。追いかける方の大小のひしがたは、前の大小のひしがたよりかなり小さなサイズです。右画面の端まで行くとターンして、左側へ両者とも進んでいきます。この絵というか、動く画像を見て、「なにがあった」か(なにが見えたか?)書いてみよということのようです。

課題の写真や映像をここに載せられたら、わかりやすいのになあと思いますが、許可がいただけてからにします。

では、前置きはこの辺にして、課題に取り組んでみます。

#1の写真は、左側が帽子をかぶった男性と1頭の羊、右側が男性はいなくなっていて、毛をキレイに刈られた羊が1頭柵につながれている、というものです。

#1
左側の写真(はじめ)
村の毛刈り職人である男のところに1頭の羊がやってきてつぶやいた。「ねえ、そろそろまたお願いしたいんだけど・・・」男は村で一番動物好きで知られる腕のよい職人である。驚くことに羊と会話もできる。ドリトル先生のような男だ。男は羊に答えた。「じゃあ・・・そろそろ、やってしまうか」羊も「ええ」と覚悟を決めたようだ。
(真ん中)
男はバリカンを取り出した。毛を刈るのかと思いきや、羊の腹の下にもぐりこんだ。なにやら腹の下でごそごそ手探りでなにかを探しているようである。羊は「早くして」「暑いのよ」と急かす。「もうすぐ仲間の羊がきちゃうわ」と慌てている。男は「待て待て、何せ結構前のことだから忘れてしまったなあ、どこだったかなあ」とブツブツ言いながら、腹の毛を撫でまわしている。

「あ!」「ここだここだ」男は嬉しそうな声を出した。そして次の瞬間「ジーツ!」という、ファスナーをあける音がした。次によっこらしょっと羊の毛皮をペロンと、いや、羊の毛で作った羊の着ぐるみを、はがしてやったのである。なんと、これはどういうことなのか。

事情はこうだ。実はこの羊は、病気で、ある長さ以上に毛が生えないのである。羊の飼い主はのんびりしたひとで、たくさんの羊を飼っていたため、この毛が伸びない羊のことに気がついていない様子だったが、羊はこのままではいつか飼い主にバレてひどいことになってしまう、と男に相談した。男はこの羊を憐れんで、他の羊の毛を利用して「羊スーツ」を作ってやった。毛刈りの季節がやってくると、バリカンで刈ったふりをして、スーツを脱がしてやっていたのだ。バリカンは毛刈りのフリをするための目くらましだった。
(終わり)
何食わぬ顔をした羊が1頭、毛刈りが済んだ羊として柵に繋がれていた。男への感謝を胸に抱きつつ・・・。

長いので、いったんここで課題提出とします。#2#3は改めて提出します。私の課題におつきあいいただいた方、心から感謝申し上げます。




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