![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161103849/rectangle_large_type_2_f12da05aa8e33880c00abe613b2482fa.png?width=1200)
Week7 ナラティブを深く学ぶための「プレワーク」#2
こんばんは。ウミガメおばさんです。
今週Week7から質的研究の手法のひとつ「ナラティブ」を学ぶことになったのですが、「プレワーク」として以下の#1~3、3つの課題が出たことは前にも書きました。今日は#2の課題を考えてみることにします。
(前回にも書いたのですが、念のため何をしようとしているのか説明します。)大学院でいま質的研究の手法について学んでいるのですが「ナラティブ」のプレワークとして
#1 このあいだになにがあった?
#2 このあいだになにがあった?
#3 なにがあった
の3つが課されました。
#1と#2はそれぞれ2枚の写真を与えられています。左に1枚 右に1枚 間に白い空白のページが用意されています。そして、課題は「このあいだになにがあった?」です。つまり、左の写真と右の写真の間(時間的経過や順序)に何が起こって右の写真のような状態になっている(主要な出来事・特に因果関係)のか詳述せよ、というのが課題です。ナラティブを意識せよとの先生の言葉がくるくる頭の中を回ります。
#1の写真は、左側が帽子をかぶった男性と1頭の羊、右側が男性はいなくなっていて、毛をキレイに刈られた羊が1頭。#2の写真は、左側がお風呂の湯船におもちゃをたくさん浮かべた4~5歳の男の子、右側の写真は湯船に浮かべていたおもちゃがすべて湯船から外へ出てしまった場面で男の子の髪も左の写真に比べて逆立っていて、どこかびっくりしたような表情にみえます。
#3は大きなひしがたと小さなのひし形がくっついた状態で左画面から右画面に向かって、動いていきます。その後を、別の大小のひしがたが追いかけるようについていきます。追いかける方の大小のひしがたは、前の大小のひしがたよりかなり小さなサイズです。右画面の端まで行くとターンして、左側へ両者とも進んでいきます。この絵というか、動く画像を見て、「なにがあった」か(なにが見えたか?)書いてみよということのようです。
課題の写真や映像をここに載せられたら、わかりやすいのになあと思いますが、許可がいただけたら、再編集します。
今日は#2に取り組みます。
#2の写真は、左側がお風呂の湯船におもちゃをたくさん浮かべた4~5歳の男の子、右側の写真は湯船に浮かべていたおもちゃがすべて湯船から外へ出てしまった場面で男の子の髪も左の写真に比べて逆立っていて、どこかびっくりしたような表情にみえます。ああ、やはり写真がほしい。せめてお風呂のおもちゃの写真でご一服ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1731073807-kwbcmyqJijH6xtoZv1VNgrBX.png?width=1200)
(はじめ)左の写真
そろそろ寒くなってきた11月のとある夜のことです。男の子は、今日初めて1人でお風呂に入ります。本当はまだまだお母さんといっしょに入りたいのですが、お母さんからは「もう1人で入れるよね」「さみしくないように、たくさんおもちゃを浮かべておいてあげたよ」「自分でできることが増えて、とってもえらくなったね」とニコニコ笑顔で言われてしまい、つい「うん、大丈夫」と言ってしまったのでした。
さて、身体を洗い、髪を洗い、いい調子です。あとは100数えて、温まったら、お風呂から出て・・お母さんに「頑張ったね~」とほめてもらうのです。男の子は、大きな声で数え始めました。「い~ち~、に~い~」・・・
ちょっとのぼせてきましたが、100数えるのが約束です。湯船に浮かべたおもちゃを指でつんつんつつきながら「きゅうじゅきゅう~」と99まできたとたん・・・
(真ん中)空白の白い箇所
あれあれ、なんだかすごく悲しくなってきました。だって本当はお母さんとお風呂に入りたかったのです。いつもお母さんといっしょに100数えていたんです。今日あったこと、いっぱいいっぱい話すんだ、と思っていました。実は去年赤ちゃんが生まれてからお母さんは大忙し。男の子はお母さんを赤ちゃんにとられたような気持ちになりました。でもがまんしていい子にしていると、お風呂の中でとってもほめてくれるので、それをたのしみに毎日頑張っていたのです。でも今日は・・・・。
涙がどっとあふれてきました。しくしく、ぽろぽろ、止まらなくなりました。わ~ん、わ~ん、そうしたら突然おもちゃのアヒルが言いました。「元気出して!僕たち友達だよ、ずっと君を見ていたよ!きみにだけすごいもの見せてあげる」おもちゃのアヒルがしゃべった!!!目を白黒させて思わず頭をぐしゃぐしゃさわりました。心臓がどきどきしています。おもちゃのアヒルは「ほら、こんなこと、できるんだよ」と湯船から飛び出しました。え!え?え~??続いて他のおもちゃたちもそれに続きました。男の子はびっくり仰天です。おもちゃたちは口々に男の子をほめて、はげましてくれました。男の子は泣き止んでいました。
(終わり)右の写真
男の子ははっと我にかえって、「・・・ひゃ~く」と言いました。身体はもちろん心までぽかぽか温かくなっていました。
こんなのでよいのでしょうか。もしかすると、今日、月に1度の子育て支援ボランティアで親子サロンに行ってたから、こんな話を思いついたのかもしれません。
私の課題に最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。