【中医学】9月に起こる胃の不調 水分の摂りすぎが原因の胃炎
【相談】
横になって寝ている姿勢では、痛みはないのですが、座って仕事をしている時に、胃がキリキリと痛くなります。
病院へ行くとCRPとWBCの値が高く胃炎と診断され、薬を処方してもらいました。
WBC値が高いことから、食中毒や感染症の可能性があると言われました。
【結論】
舌診断、脈診断の結果
夏の暑さで胃の元気が少なくなっている所に、水分取りすぎと甘いもの、脂っこいもの食べすぎで胃炎が起こっています。
1)痛みは体のサイン
痛みは、血液が流れたいのに流れないのサインです。
横になっている時は、胃の出口に負担がかからないです。
しかし座った姿勢では、ふやけた胃の出口が圧迫されるので、血の巡りが悪くなり、痛みが起こります。
2)CRP値とWBC値が意味するもの
【CRP値とは】
炎症が起こって、細胞が崩れている状態です。
炎症には2種類あります。
熱の炎症とブヨブヨに崩れる炎症
熱の炎症とは
水道の土管の壁が崩れて、ポロポロ砂が水道水に混じっている状態。
熱い温泉水が流れて、熱によって土管の壁が崩れている。
ブヨブヨに崩れる炎症とは
冷蔵庫に長く放置されたきゅうり。
冷蔵庫に接する底面が、腐ってきゅうりが崩れます。
人の体の中で起こる現象も同じです。
熱の炎症とは
常に熱いドロドロ(糖質・動物性脂)の血液が流れていると血管が破れて炎症が起きる
ブヨブヨに崩れる炎症とは
水分が多すぎてお麩のようにふやけて、血管が崩れる
【WBC値とは】
西洋医学では、白血球の数を測定し、この値が高いと感染症を疑います。
しかし、ここで注意です。
そもそも白血球とは、何でできているのか?
食べたものからできています。
胃は、元気の気と血を作る工場です。
問題:材料に水分が多すぎて、工場の生産ラインが混乱していたらどうなるでしょうか?
答え:白血球が多く作られる。
胃炎は、結果であり、必ず原因があります。
3)西洋医学にない概念とは
体の中に停滞する水分によって起こる病気。
西洋医学では、血液は、左右対称、上下均等に流れると仮定して薬は設計されています。
しかし、実際血液は、手足末端では流れにくいため、冷えが起こります。
上半身に血液がたくさん流れるので、顔から汗が止まらないという現象が起こります。
なので、血液は、左右対称、上下均等には流れていないのです。
例えるなら
川の流れは、左右対称ではありません。
石や枯れた木があるために、川の水は、曲がりながら流れます。
体の中でも同じことが起こります。
糖質や動物性脂肪でできたむくみ(体の中の水たまり)が、長い年月で変化し、冷えて固くなります。
そして、足の血管を圧迫するために、ふくらはぎに静脈瘤という血管の瘤ができます。
体の中で起こっていることは、実はとてもシンプルなのです。
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