【中医学】日によって見えにくいのは老眼のせいですか?
【相談】
目のピントが合わない日があります。昨日はそれほど困らなかったのに、今日は、なぜか見えにくい。
老眼が進んでいるのか、それとも体調不良なのか。
体の中で何が起きているのでしょうか?
【結論】
見え方は、体調によって左右されます。
若い時はそれほど振り幅も大きくなかったのですが、年齢を重ねると顕著に見えにくい日が出てきます。
スマホの文字を大きくするとその場はしのげますが、改行が多くて全文が読みにくくなるので、やはり根本的に解決したいですね。
メガネをかけて見えるならまだしも、だんだんメガネをしても見えにくくなると生活に支障が出てきます。
魔法の薬も魔法の手術もありません。
セルフケアを日々積み上げていくには、まず体の中で何が起きているのか理解しましょう。
それでは、原因について解説していきます。
1)目は湖に浮かんでいる
目は、頭蓋骨の穴に満たされた綺麗な津液に浮かんでいます。
つまり、眼球は、常に潤いと栄養が必要なために、栄養たっぷりの津液に浮かんでいます。
しかも、血液をとても必要とする臓器です。
目は、敵から身を守るための大切な臓器の一つです。
そのため、たくさんの神経が通り、たくさんのエネルギーを必要とします。
この湖は、栄養価の高い湖は、冬の寒さで固くなります。
例えば、
冷蔵庫から出したバターは、カチカチですが温めると柔らかく溶けます。
自然界で起こることと体の中で起こることは同じです。
冬になると、目のピントが合わないのは、湖(むくみ)が固くなり、血液が目に届きにくくなるためです。
また、夕方になると目のピントが合わないのは、首肩こりのために、血液が目に届きにくくなるためです。
また、パソコンが眩しくて長時間見れないのは、目に入る光を調節する筋肉に血液が届きにくくなるためです。
全ての症状には、原因があります。
2)湖は老化で沼になる
この湖は、老化によって老廃物が溜まります。
しかし、セルフケアすることで、老廃物を溜まりにくくすることはできます。
問題:老廃物とは何でできているのでしょうか?
答え:食べたものからできています。
米芋パンパスタなどの糖質やバターなどの動物性脂肪やタンパク質です。
米やパンは、水の中に放置するとドロドロの水のり状態になります。
3)どうしたらいいのか
皆さんは運動をしますか?
運動する場合、手や足、肩腰の筋肉を動かすけれども、顔の筋肉を動かすことはありますか?
顔は、60個の筋肉パーツからできています。
大切な器官、目や耳、鼻、舌がありますが、顔の運動をしている人は少ないでしょう。
眉毛が少ない人や眉間に深い皺、額に深い皺、ほうれい線がある人は、顔の筋肉を動かす運動をしましょう。
具体的な運動の方法の詳細はここでは割愛しますが、youtubeやtiktokなどで#顔ヨガで探せます。
さらに効率を上げる方法を教えます。
問題:冷えたコーヒーに角砂糖を溶かすにはどうするでしょうか?
答え:温めて混ぜる
目も温めてマッサージしてあげてください。
体は、地球上での乗り物です。
大切に使えば、長く、快適に、美しさを保つことができます。