見出し画像

【中医学】病名に負けないココロを持つために

「なんだか体調がいつもと違うな…」と思って病院を受診した結果、難病指定の病名を告げられると、多くの人は不安を感じるでしょう。
「もう治らないんだ」と思い込んでしまうこともあります。

でも、ちょっと待って。
まずは深呼吸して、心を落ち着けましょう。

西洋医学での診断は、あくまで「難病」としてのラベルが付いただけの話です。
「不治の病」とは言われていません。


1)西洋医学と中医学の違いを知ろう

まず知っておいてほしいのが、西洋医学と中医学の得意分野の違いです。
どちらにも良いところがあり、適材適所で使い分けることが大切です。
西洋医学が得意な分野
手術や大きなケガの治療、急性期の症状への対処。
具体的には、骨折や心臓発作の治療など。
中医学が得意な分野
生活習慣の乱れから生じる病気の改善。
例えば、慢性的な疲労や体調不良、ストレスに起因する不調など。

2)難病指定された病気も、生活習慣の影響が大きい

例えば、難病指定されている以下の病気は、生活習慣が深く関係しています。
好酸球性副鼻腔炎
潰瘍性大腸炎

これらの病気に対し、西洋医学では「原因がわからない」とされることが多いです。
その理由は、西洋医学が主に臓器を個別に扱う視点で診断するからです。

一方で、中医学では臓器を「チーム」としてとらえ、全身のバランスを重視して考えます。
だからこそ、生活習慣による不調を改善するのが得意なのです。

3)どうして体のバランスが崩れるの?

中医学の視点では、体調を崩す主な原因として、以下のようなことが挙げられます。
1. 飲みすぎ・食べ過ぎ・運動不足
これにより、血液の循環が悪くなります。
2. 体内の水分の停滞
体がむくんだり、冷えや疲れが取れにくくなります。

こうした「全体的なバランスの崩れ」を改善するには、中医学的なアプローチが有効なことが多いのです。

4)病名に負けないココロを育てる

病名を聞いて落ち込むのは当然のことです。でも、それに負けないためには視点を少し変えることが大切です。
• 西洋医学だけに頼るのではなく、中医学や生活習慣の見直しも取り入れてみる。
• 病気そのものだけでなく、自分自身の体全体をケアすることを考える。

「治らない」ではなく、「変えていける」と考えてみましょう。
体のバランスを整えることで、心も前向きになれるはずです。

一歩ずつ、焦らず、自分らしい健康を取り戻していきましょう!  

イベントお知らせ
【中医薬膳学 無料プレセミナー】
花粉症を中医学で読み解く&ワンパンおうち薬膳
2025年3月8日(土)11:00~13:00
オンライン・会場(大阪市内)ハイブリッド配信
申し込みは下記のHPから

新規講座のお知らせ
【子育て中医学 月曜ママクラス】
薬に頼らない子育て 学校では教えてくれない健康の知識
2025年3月 10日(月)10:30~11:30
6回チケット制オンライン
申し込みは下記のHPから

    

いいなと思ったら応援しよう!

カワモト中医学薬剤師 【イマナカ健二中国医学協会】薬膳土曜クラス担当
サポートありがとうございます💖いただいたサポートは、noteの有料記事の購入に使わせていただきます🌸