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【心理学】自分のやりたいことがわからない
母親とは、我慢すること、耐え忍ぶことが良いとされてきた時代を過ごしてきました。
仕事、子育て、家事を1人で頑張ることが良いことだと信じていました。
しかし、体は限界を素直に教えてくれます。
信頼する鍼灸師さんから
「何をしている時が一番楽しいですか?」
と聞かれ、
「わかりません」
と返答。
「じゃあ、お風呂に入る、雑誌を読む、美味しいものを食べるなど楽しいと感じますか?」
と再度聞かれるけれど、
「わかりません」
と答える私。
自分の感情ややりたいことがあると、3人子育てを私1人できないので、自分の感情ややりたいことに蓋をしてきた結果、自分が何のために生きているのかわからなくなりました。
その夜、涙が出ました。
何の涙かわかりません。
でも、一つだけわかるのは、このままではダメだということ。
本気で人生を変えなければいけないということだけわかりました。
いろいろなことに蓋をしてきた人生。
何から蓋を開けたら、良いのかわからない。
まずは、自分の冷え切った体、低体温で毎月風邪をひいて、咳止めを半年も飲み続ける体を治そうと思いました。
次男(当時1歳半)を預かってくれる保育所がたまたま見つかりました。
重度のアトピーが良くなったばかりで、一時保育に預けるのに抵抗がありましたが、人生を変えると覚悟を決めたので、行動しました。
子供を保育園に預けている間に、鍼灸を受け、岩盤浴に通いました。
週に1回の治療ですが、心に少し余裕ができるのがわかりました。
子供を保育園に預けることにも抵抗があったのは、自分の中に母親はこうあるべきだの価値観が刷り込まれていたからでしょう。
この時、38歳。
長男9歳、長女7歳、次男1歳半。
少しずつ子育てにも余裕が出てきて、離婚を考えるようになりました。
小学校の高学年のクラスは、半分離婚家庭。
その離婚家庭の半分は、再婚しているといいます。
子育てに余裕が出てきて、自分も収入があると、お金だけを持ち帰る夫に何の意味があるのだろうと考えてしまう時期なのでしょう。
離婚するのは、戸籍だけのことなので、簡単です。
しかし、将来子供たちが大人になったとき
「お母さん、パートナーとうまくいかないの、離婚しそう」
と子供が相談したとき、私は何て答えるだろうか。
「離婚するのはいつでもできるから、傷つく覚悟を決めて腹割って話し合いなさい」
きっとアドバイスするでしょう。
自分がやっていないことを子供達にアドバイスすることはできません。
ならば、仮面夫婦を終わりにして、腹割ってとことん話し合おうと思いました。
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