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【小説】恋したい男の子

僕の名前は姶良技 輝(あいらぎ ひかる)

中学2年生だ    
僕は恋がしたい。  女の子と恋がしたい。
そんな僕は人と話すこともまともにできない

好きな人もいない。

皆どんどん好きな人が出来ていく。

でも恋がしたい。誰かと恋がしたいと思っていた。




     その日までは


 僕は今日、日直だ。教室に入ろうとすると後ろからニヤニヤと笑いながら見ていた人がいた。

『気持ち悪いなぁ、。。』(小声)
僕はそう言いながら教室に入ると、上から黒板消しが落ちてきた。

ドスッ!パラパラ。。。

      最悪だ。

多分あいつらの仕業だ。許せない

そう思いながらティッシュで頭を拭いた

原因はわからない。



僕はいつも思う。いじめてなんの意味があるのか。
自分がしたい欲望のままにやってるの?
おかしいよ。いじめられてる人を見ていつも思う。

1時間目が始まった。
紙くずを後ろから投げられる。

紙を開くと

バカw  調子乗ってんじゃねえよwww



     勉強に集中できなかった。

消しゴムを投げられた。あいつが言う。
『あぁ〜w消しゴム落としちゃった〜wひろってよぉ〜w。』

    静かに消しゴムをわたす。

    『僕は勉強に集中したい』

    そう言ってその場から去った



 休憩時間僕は黒板に書かれた文字を消す。

上が届かなかったけど、もうひとりの人が消してくれた。





     2時間目が始まった。

体育だ大縄をすることになった。

前の人がどんどん進んでいく。

回している人はやっぱりあいつらだ。

多分またおかしなことをするんだろうなと思いながら前に進んだ。

大縄が逆方向に回った。僕は足が引っかかった『ハイ!姶良技!!引っかかったからグラウンド10週!』また最悪なことが起こった
でも僕は運動神経はいいほうだ。

すぐに終わった。

次はバレーボールだ5人と5人で試合をする僕も含めて。


あいつは僕と同じチームだ。またなんかされると思っていた。

ちなみに僕はあいつの名前は知らない

知らない組の知らない人。

何故いじめてくるのかもわからないままバレーボールを続けた。


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