2022年春アニメ エピソード10選
暑い!暑すぎる!梅雨が瞬殺され、夏が来てしまった。つまりは春アニメも終わりのシーズンである。
ということで、春アニメの中で特に良かったと思うエピソードを10つ選び、簡単にコメントを書いてみた。(順番は単に50音順)
ネタバレを含むので気をつけてちょんまげ。それでは早速ヒアウィーゴー!(天晴爛漫難民救済)
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阿波連さんははかれない 第三話「席替えじゃね?」
脚本:吉岡たかを
絵コンテ:高本宣弘
演出:安藤健
作画監督:荻原みちる 星和伸 米田騎士
総作画監督:福地友樹
阿波連さんの強さはギャグの手数の多さだと思ってるけど、それが特に光ったのがこの回。髪型パロ、野球、料理、YouTuber等よくもまあ次から次へと出てくるなと。ライドウくんの脳内ボケを起点にして話を広げていくパターンが見事にハマったエピソード。
エスタブライフ グレートエスケープ 第5話「女神から逃げられない」
脚本:茗荷屋甚六
絵コンテ:杉山正樹
演出:板間健太
お台場ノーパン回。住民はノーパンで過ごすのが常識となっているクラスタでのミッション。異常こそが正常な世界での逃走劇はオチも含めて最高だった。恥じらいを見せるフェレスもポイント高い。
4話のマルテースの脳内会議でのノーパン党がフリになっているところも地味に好き。
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です #11「今、私にできることを」
脚本:猪原健太
絵コンテ:釘宮 洋
演出:内堀雅人
総作画監督:鈴木政彦
作画監督:王 敏、趙 小川、陳 玲玲、姜 海華、李 偉峰、劉 冬冬、姜 智慧、周 健
空中キャッチはアニメの華。まさかモブせかで泣くとは想像だにしてなかった。いいよね、オリヴィアが自分の思いを告げるシーンが。真面目なシーンであると同時に、おバカ王子軍団をバッサリ切り捨てていくところも最高に笑えて良い。ゲームの攻略法を知っているが故に大きなミスを犯していたリオンに、気付きを与えた素晴らしいエピソード。
かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック- 第5話「藤原千花は刻みたい」「早坂愛は話したい」「四条眞妃は頼りたい」
脚本:中西やすひろ
絵コンテ:渡部穏寛
演出:菊池貴行
総作画監督:針場裕子、田中紀衣
作画監督:横山穂乃花、斉藤準一、世良コータ
春アニメの特徴と言えばラップ回が非常に多かったことだが、その中でも頭一つ抜けていたのがかぐや様だと思う。鉄板の藤原書記による会長特訓ネタにやや変化を加え、凝りに凝った映像でラップパートを表現。絵コンテ担当の監督がシャフト出身というのもあって、味のある演出だったと思う。かぐやのキレのあるツッコミもグッド。
この回のために作られた特殊EDも非常に高クオリティだった。
可愛いだけじゃない式守さん 第10話「勝ちたい気持ち」
脚本:千葉美鈴
絵コンテ:原口浩
演出:原口浩、守田芸成、竹内崇
総作画監督:菊池愛、武藤 幹
作画監督:山野雅明、久保茉莉子、納 武史、澤井 駿、歩 宇、佐藤修太、ウクレレ善似郎
若人の青春に心打たれるの巻。八満のような普段はコメディ担当のキャラがふと見せる本音。いとあはれ。チーム式守は本当にいい奴らだと思わされた。
和泉くんがガッツを見せてくれたところも良かった。
古見さんはコミュ症です 第21話「修学旅行2日目です。」
脚本:鈴森ゆみ
絵コンテ:博多正寿
演出:前屋俊広
総作画監督:中嶋敦子、早川麻美、廣田 茜、小川 茜
EDの入り方オブ・ジ・イヤー候補。それに加え、EDをバックに修学旅行の思い出を写真で振り返るのがエモエモのエモ。
本編の方も、古見さんにとっての苦い思い出である中学時代との対比が素晴らしい。一見地味キャラかと思われた加藤さんと佐々木さんの二人が、なかなか尖った個性を持っていたのもグッド。
SPY×FAMILY 【MISSION:10】「ドッジボール大作戦」
脚本:谷村大四郎
絵コンテ:高橋謙仁
演出:高橋謙仁
作画監督:下條祐未 伊澤珠美 宮川智恵子 村上達也 南東寿幸
総作画監督:浅野恭司
押しも押されもせぬ大人気作。万人に刺さりやすい作風ではあるが、人によってこの作品に求めているものが違うのではないかと思う。僕がこの作品の強みと思うのはアーニャを軸にしたギャグである。ファミリーというわりに娘におんぶに抱っこである感は否めないが、彼女の心を読める設定を生かしたギャグが好きだ。
10話はそんなアーニャに加え、安元さん演じるビルや、ダミアンとその取り巻き等サブキャラも上手く笑いを取れていたところが良かった。
さして重要でない部分に(と言ったら失礼だが)全力投球の作画も好感。
ダンス・ダンス・ダンスール #10「都は、あいつの側に……いてやんなきゃ」
脚本:成田良美 / 絵コンテ:相澤伽月 / 演出:清水久敏
総作画監督:大谷肇 長谷川ひとみ 清水空翔(ランチ・BOX) 黒岩裕美
作画監督:亀谷響子 日向正樹 ランチボックス 星野真澄 高乗陽子 迫江沙羅 早乙女啓
今期一の神回メーカーだっただけに、何話をチョイスするか一番迷った。最終回である11話にするべきだったかもしれない。ただ、10話のラスト数分、都が潤平のスマホを受け取ってからの一連のシーンを見た時の衝撃をいまだ忘れられないので、10話を選出した。
祖母の呪いに囚われた流鶯。急展開で結ばれた潤平と都。三人の関係をバレエを通して表現していくシーンは圧巻。
全体を通しての感想になるが、話がどう転がっていくのか予想がつかないのも今作の魅力であった。
BIRDIE WING -Golf Girls' Story- #8「ファイナル・バレット」
脚本:黒田洋介
絵コンテ:稲垣隆行
演出:霜鳥孝介
作画監督:尾崎正幸 米山浩平 上野泰寛
アクション作監:菊池晃
総作画監督:山﨑正和
衝撃の7話の引きからのイヴとローズのアンダーグラウンドゴルフの決着。同門である二人、それぞれの意地がぶつかり合う死闘は見ていて熱い気持ちになった。イヴのことを誰よりも認めているローズの俺の屍を越えてゆけスタイル、自身の果たせなかった夢を託していく姿には感動。
まちカドまぞく2丁目 第6話「夕日の誓い! まぞくたちの進む道」
脚本:大知慶一郎
絵コンテ:岡本英樹
演出:野上良之
総作画監督:大塚舞
最終回と見紛うほどの大団円。1期OPの町かどタンジェントを挿入歌で使うのは最高に粋な演出。桃の笑顔からたっぷり長めの間を取ってのシャミ子の涙も完璧な流れだった。
ラスト以外にも、桃の姉である桜さんの過去やダークネスピーチ登場など見どころがたくさんのエピソード。独特なワードセンスによる細かいギャグも相変わらず面白かった。
以上である。おいおい、アオアシとサマータイムレンダは入れなくていいのか?というツッコミがありそうだが、常に一定以上の面白さをキープしていて突出した回がなかったのと、まだ2クール目があるので今回選ばなくてもいいんじゃね?という判断による。ヒーラーガールは入れるべきだったかもしれない。(入れるなら3話の運動会回かな)
ここまで読んでいただきありがとうございます。次は夏アニメのエピソード10選で会いませう。アディオス!