わくわくを、集める

最近、ハマっているのが絵を描くこと。
といってもまだ、一週間ほどなのだけれど。

ある作家さんの影響を受けて(その作家さんのことはまたいつか記しておこうと思う)、毎日のように絵を描いている。
描くものはなんでもいい。
でもひとつだけ、テーマを決めている。

それは、
「わくわくを描くこと」

最近よく思うのは、自分の人生を振り返ったときに共通して言えるのは、何かに対してわくわくすることが多いということ。
そして、かなりの確率で、未知のものに対してわくわくしてしまうということ。
小さい頃から、”冒険”の類が好きで、
もちろん、文字通り、狭い路地裏とかトンネルとか知らない町とかはとてもわくわくするし、冒険物語を読んだり観たりするのも大好きだけれど、
昔のものや体験したことのないどこかの国の文化や果てしない宇宙の向こう側や読んだことのない絵本や奏でたことのない楽譜などにもわくわくを感じることが多い。

そういう、幼い頃から感じている”冒険心”がくすぐられるような、「わくわくすること」を集めてみたらどうなるんだろうという気持ちで、日々出逢った「わくわく」を、ノートに描いている。

毎日なかなかに忙しいので、そんなに時間は取れないし、日中に見つけた「わくわく」が多いと、限られた時間でどれを描こうか迷ってしまうのだけれど、
一日の終わりに、今日の「わくわく」を残していけると思うと、毎日を迎えるのがちょっぴり楽しくなる。
今日はどんな「わくわく」に出逢えるんだろうって。

そんな「わくわく」が手元の自由帳に描き溜められていくのも嬉しい。
まだ8ページしか描かれていないけれど、一枚一枚を眺めるだけでもうっとりする。
決して上手な絵というわけではない。
でも、「わくわく」を思い出しながら描いた絵なので、それらを見返すと、その時の「わくわく」も蘇る。
それがとても心地よい。

そして、自分の「わくわく」が、ピタッと絵になった時もすごく嬉しい。

コピックで描いているので、インクがページの裏に滲むのもまた良い。
自分が描いたのとはまた違った味わいになっているので、思いがけず「わぁ!」とにやにやしてしまうこともある。

文庫本型の自由帳はまだあと200ページくらいあるように思う。
どれだけ続くかわからないけれど、「わくわく」を集めていったら何かが拓ける気がする。

この先に何が待っているのか。

そんな未知なる冒険へ、今日も心を躍らせている。