震災詩(叙事詩)に関する事

 地元紙にある作家が書いていた記事が目にとまった。

東日本大震災後3年ほど過ぎてから、その震災の事を
書いて出版したいと、出版社の担当の方に話をしたら
今は震災の事を書いても売れません。震災後1年くら
いはあちらこちらから東日本大震災の事や原発事故の
事などが書かれた本などがたくさん出版されたが、そ
れは1年目もしくは2年目までですと言われた。
 
 このような内容の記事だったと思うが、私も同じよう
な事を言われた事を思い出した。「まだ震災詩をかいて
いるのですか?」と言う問いかけがある出版社の方か
らあった。私はその震災詩を今も書き続けている。そ
の作家は、新しい目線で新しい現実を書いていく事が
大切なのだと言うような事も書いていた。

 私の震災詩の書き方はストレートな表現で書いている
もっと比喩などを用いてとのアドバイスをいただいた事
もあるが、直接的な言葉で伝えたいと思っているので、
書き方は変えてはいない(実際は比喩を用いた書き方を
出来ないだけなのだが)。評価を期待してはならないし、
評価を得るために書いてはいけないのだろう。現実を伝
える事に書く目的があるのであれば。最近は特にそう思う。


いいなと思ったら応援しよう!