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美術検定 | 4級結果発表と、試験概要、独学方法

こんにちは、8月初旬に美術検定への挑戦を宣言してはや3週間。長いお盆休みを存分に堪能して(旅行に行けないもやもやを感じながら)、無事社会復帰も出来てきたこの頃です。

8月末に美術検定の4級を合格を目指す旨を伝えましたが結果はいかに……

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無事に合格しました~~~~~!しかも結構高得点でした、満足。
挑戦を発表したのが8/2で、合格が8/24なのでだいたい勉強の期間は3週間。
毎日勉強していたわけではなくお休みの日に2~3時間/日なので、合計15時間前後かと思います。


4級試験概要

目的:西洋美術・日本美術の基礎知識として、代表的な作品や作家を知る
形式:マークシート式(約50問)
時間:45分
構成:【美術史問題】美術作品や作家、時代、様式、運動など美術に関する知識を問う。
   【知識・情報の活用問題】作品や資料など美術に関する情報から、総合的に判断・思考する能力を問う。

他の級含めた試験の概要は美術検定のHPよりご確認ください!



独学方法

使った題材は以下の3種!
それぞれの活用法と共に紹介します。

『この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門』
『美術検定4級問題集ー入門編:アートを楽しむ』
③(番外編)スマートフォンアプリ『DailyArt』

勉強開始の冒頭2週間は①『この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門』のみ使っていました。まずはとにかくインプットのフェーズです。私は西洋美術の方が好きだし、知っている作品も一定あるのでまずは本に出てくる作品の中で"興味あるものをインターネットで調べる→付箋に情報を書き込んで貼る"というサイクルを繰り返していました。好きなものから取り組んでいるので楽しかったです…!(その分後半に大量の日本美術が余りました笑)

もちろん資格なので一定勉強ではありますが、作品を"覚える"という感覚は少しもったいないなとも思っています……試験概要にもあるように4級の目的は、"西洋美術・日本美術の基礎知識として、代表的な作品や作家を知る"ことなので、とにかく自分の幅を広げていく、繋げていくという感覚で調べていました。

あとこのインプットのフェーズで大事にしていたことは、「あの画家/絵画の影響受けているのか」「さっき似たような作品見たな」「この絵いつか生で見てみたいな…」みたいな主体的な小さな気付きをたくさん絡めていくことです。勉強の基本かもしれませんがこうすることで自分ごとになりますよね。

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上記で2週間勉強したあとに②『美術検定4級問題集ー入門編:アートを楽しむ』に入りました、いわゆるアウトプットのフェーズです。ありがたいことに見開きの左ページに設問、右ページに回答/解説という配置なので勉強がしやすかったです。

ただここで若干つまづいたのが①『この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門』で出てこない作品が意外と多いこと笑 「え、初見です…」みたいなのもちらほら出てくるので選択肢に並ぶ作品名で分からないものあればまたインターネットで調べて…という形でここでもインプットを挟んでいきます。一通り解いてまた時間を置いて挑戦してみるを3週くらい繰り返していました。

勉強してみて美術検定の出題形式で面白いな~と思ったのが、【知識・情報の活用問題】作品や資料など美術に関する情報から、総合的に判断・思考する能力を問う という部分。試験全体の後半に数問出てくるんですが、複数の絵画を見比べた上で、絵画ごとに持つ違い/共通点を見出していくというものです。この問いのおかげで1つ1つ学んでいた美術作品が、抽象度高くなってくるんですよ!!!こういう問題たくさんトライしてみたいなと思いました。

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最後に番外編で③スマートフォンアプリの紹介です。(iPhone/Androidどちらでも使用可能です)
個人的にこれ最高に素敵なアプリだと思っています。
おすすめポイントは以下の4点!!!

・1日1作品、ジャンル/国/時代を横断して紹介してくれる!
・有名作品は日本語に翻訳されていることが多いので読みやすい!
・作品だけでなく、画家や世界中の美術館の情報もアプリ1つで知れる!
・絵画を拡大して見れる、そして画質も鮮明!

基本は無料でプレミアム版(¥730)を購入すれば、広告の非表示 / 検索機能が利用可能 / 自分だけのお気に入り(アーカイブ機能)を作れるといった特典が付きます。
まだ私は1日1作品見るくらいしか使っていないので、課金はしていないです!それでも十分楽しめる。
私は並行して英語も勉強しているので、日本語翻訳されていない作品も探しながら読んだりしています。



美術検定まとめ

・美術を通して豊かな人生を送る「成熟した美術鑑賞者」を応援する検定!
・上記より4級で求められているのは"西洋/日本美術の分野における代表作をまずは知る"こと!
・合格者には入館料の割引などが一部美術館/施設で利用できる
・4級は合格率もかなり高いので取得しやすい!

美術の勉強のスタートとして本当に入りやすいので、多くの人にオススメです!
何よりも勉強してみて感じたのは「 "見たことある" が "背景を知っている" に変わる瞬間が面白い!」ということ。
次は11月に3級に挑戦しようと思っています!仕事の関係で、勉強は9月中旬から始めます。
同じく勉強している方いたら一緒に頑張りましょう!

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