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絵本の記憶

小学生の頃、好きだった本のことを考えていたら、絵本に関する記憶も蘇ってきた。かの有名な絵本「スイミー」を、私は通っていた くもんで読んだ
( 野村萬斎さんが、親子でCMしていた あの大手の学習塾のことです。意外にも、楽しく通っていた記憶があります…)。

名作&傑作「おしいれのぼうけん」も、うろ覚えだが、くもんの本棚で発見し、読んだような記憶がある。授業が終わって(どんな授業してたか、そっちの記憶はない。プリントを出されて、各自それを解く式だったはずだ )、お母さんに電話し、迎えの車を待つ短い間に読んでいたのだ。

↑ この絵本、こどもの恐怖心と冒険心が、すごく上手に描かれているよね。( 今思い出したけれど、ジョン・アーヴィングの 未亡人の一年に、
テッドという絵本作家が出てくるんだけど。そのテッドが書いた 壁の中のねずみってお話しが、このおしいれのぼうけんに、ほんのちょっと似ている。
このお話しも、こどもの恐怖心と想像力がテーマ。こどもの本に、ねずみが印象的に出てくる お話しが多いのは、すごく不思議だ。)

同じく「モチモチの木」なんかも 怖かった記憶がある。こっちは、もしかしたら教科書で読んだのかな? この作品も、子供の恐怖心が描かれている。
おじいさんが倒れたところで、「ひとりぼっちになるかもしれない」という恐怖が、「夜の闇の恐怖」に勝って、主人公の 小さな男の子が走り出す。
真っ暗闇の中、ひとり走って、山を下り 男の子は助けを呼びに行く。

もうひとつ、忘れられぬ 絵本の思い出がある。4年生の国語の授業で、
「大好きな絵本を一冊暗記して、録音してみよう」的なプロジェクトが
あって( 今振り返ると、暗記が苦手な生徒には、酷な授業内容である)。

私は、当時大好きだった「ともだち」という絵本を朗読した。
農場で、豚と鶏とねずみ、大の仲良しの3人が、朝から晩まで、
夢の中まで、いつもいっしょにいるというお話し(*^^*)。
有名作品とかではなくて、ただ単に 個人的に大好きだった絵本。
私は 怖がり・引っ込み思案・運動音痴と三拍子揃った、
さえない子供だったんだけれど(ドッジボールとか地獄だった)。
幸いにも、テキスト系の暗記だけは得意。
放送室で録音したんだけれども、緊張しながらも 読み終えたときの、
「よっしゃ!」みたいな誇らしい気持ちが、胸に残っている。

絵本の記憶、もっとある気がするけれど、今日はここまで。
読んでくださり、どうもありがとう (=^・^=)。

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