ゲーム業界でセキュリティ業務に携わりつつゲーム開発して行く話
どうも、umiと申します。
ゲーム会社でネットワーク管理の仕事をしつつ情報セキュリティについて独学し、学ぶ内に実在するハッキングツールのmetasploitとcovertstrikeの操作方法を組み込んだゲームのアイディアを思い付きました。
hackers in battlefieldと言うタイトルで、仲間数人と自分で作り、steamで日本語版/英語版を公開して今まで85万回表示されています。
https://store.steampowered.com/app/1821440/Hackers_in_Battlefield/?l=japanese
開発サイトのもくせい舎のブログではこれまで10年近く日誌を更新して来ましたが、ジャンププラスの漫画原作公募にサイバーもののシナリオを出してみたので折角だから他にも何か投稿してみようと思った次第です。
一応このゲームについて説明しておくと、荒廃した戦車を改造して戦うRPGのメタルマックスから大きな影響を受け、荒廃した世界でハッキング用PCを改造して戦うアクションRPGです。
フィールドには量子悪魔というスクリプトで動くモンスターが沢山居るのですが、プレイヤーは量子悪魔の行動スクリプトを書き換えることが出来ます。
普通に書き換えようとするとファイアウォールに阻まれてプレイヤーがダメージを受けてしまうので、プレイヤーはポートスキャンを掛けて量子悪魔がインストールしているPOWERやSPEED等のステータスアップのサービス一覧を知ることが出来ます。サービスにはランダムで脆弱性が発見されていて、脆弱性のあるサービスで通信することで相手のスクリプトを書き換えられます。
スクリプトを書き換えることで、敵を同士討ちさせたり、複数の敵を同時に逃げ出させ戦列を崩壊させたり、廃棄車両を敵に突っ込ませて爆破したりして戦います。
脆弱性は時間が経つとアップデートされて無効化されてしまうので、解放した街をうろついている業者に金を払って買うことが出来ます。
と、言うようなゲームをこつこつ自分のサイトで作ってますが、コミケやデジゲー博等の即売会で何度も出展し、その度にアップデートして売らせて頂いてます。このゲームのシステムを説明するとコミケやデジゲー博のスタッフはちゃんと読んでくれて書類審査は通るのですが、いざ会場で展示すると見た人は一見して何をやってるのか判らないという感じで毎回説明する必要があります。
そんなことでどうやったら判りやすくなるか色々考え、今の所萌えキャラに説明してもらうと言うことになってます。
ハッキングツールの操作方法を萌えキャラに解説させるのは何か後ろめたい気もしなくはないですが、これから世の中渡って行くにはサイバーセキュリティの知識でもないとやってられません。構造主義で言う情報の牢獄から抜け出せるのは情報を操るハッカーだけです。
そんなことでゲームの中では人間を管理するI.O.PとかBACKSとか名前がついた巨大で強力なシステムにハッカーズギルドが賞金を掛け、システムをダウンさせたら賞金が支払われるというメタルマックスから大いに影響を受けた感じです。
取り敢えず冬コミとデジゲー博に出展の応募をする予定です。受かるといいな。